ニュース
デジコン編集部 2026.5.21

柱・梁・スラブを3Dプリンタで一体型枠化。日揮グローバル×大成建設が大型PCa部材の実証に成功。人工50%削減を目標に

CONTENTS
  1. 個別製作・接合していた3部材を一体化し部材数と接合作業を大幅削減。高所・人力作業も低減
  2. 日揮の大型プリント設備×大成建設の高性能材料・施工技術が融合。建築・土木分野への展開も
日揮グローバルと大成建設は、建設用3Dプリンタで造形した埋設型枠を用いて柱・梁・スラブを一体化した大型プレキャスト(PCa)部材の製作・施工技術を福島県浪江町で実証した。

土木学会「建設用3Dプリント埋設型枠を用いたコンクリート構造物の技術指針(案)」(2025年7月発刊)に基づいて製作・施工を行った初の事例で、従来工法と同等以上の品質を確保できることを確認した。

個別製作・接合していた3部材を一体化し部材数と接合作業を大幅削減。高所・人力作業も低減


従来は個別に製作して接合していた柱・梁・スラブのPCa部材を3Dプリンタで造形した型枠で一体製作することで、部材点数と接合作業を大幅に削減できる。


高所作業や人力作業の低減による施工性・安全性の向上のほか、建設地近傍で部材を製作する「ニアサイトプリント」により輸送制約を受けずに大型部材の製作が可能となり、調達期間の短縮やコスト低減にも寄与する。

将来的には人工50%削減・コスト15%削減を目標に掲げており、プラント支持架構など複雑な条件を持つ構造物への高い適用性も実証した。

日揮の大型プリント設備×大成建設の高性能材料・施工技術が融合。建築・土木分野への展開も


日揮グローバルはデンマークCOBOD社製の建設用大型ガントリー型3Dプリンタ、大成建設は「T-3DP®」で培った高性能プリント材料と施工技術を持ち寄り、異なる企業の装置と材料を組み合わせた場合でも品質が確保できることを確認した点も重要な成果だ。

今後はプラント分野だけでなく基礎構造物やインフラ構造物など建築・土木分野への幅広い展開を見込む。






印刷ページを表示
WRITTEN by

デジコン編集部

建設土木のICT化の情報を日々キャッチして、わかりやすく伝えていきます。

建設土木のICT活用など、
デジコンからの最新情報をメールでお届けします

会員登録

会員登録していただくと、最新記事を案内するメールマガジンが購読できるほか、会員限定コンテンツの閲覧が可能です。是非ご登録ください。