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デジコン編集部 2025.10.16

スパイダープラスが建設業における女性活躍の事例を紹介。建設DXで実現する多様な働き方と省人化

スパイダープラスは、建設現場のDXサービス「SPIDERPLUS」を通じて実現した女性が活躍する建設業の事例を紹介した。

建設業界は現在、人手不足・長時間労働・技術継承の難しさという三重の課題に直面しており、DXによる働き方改革と多様な人材が活躍できる現場づくりが必要とされている。

女性雇用率52%の牧野電設など4社の先進事例を紹介


SPIDERPLUSは建築図面・検査・写真管理などをデジタル化し現場業務を可視化・効率化することで、女性や子育て世代などこれまで現場に関わりづらかった人たちにも活躍のチャンスを広げている。





紹介された事例として、牧野電設は女性雇用率52パーセントを実現し、文系出身やシングルマザーの採用を積極的に進めている。

女性が働きやすいよう更衣室や休憩スペースを整備し、SPIDERPLUS導入により現場記録や報告業務を効率化し未経験者でもスムーズに業務を進められる環境を実現した。

オーク設備工業では空調・衛生設備の設計施工を行う同社で産休・育休からの復職者が増加しており、SPIDERPLUSにより現場の進捗確認や写真共有をタブレットで完結できるようになり在宅勤務中でも関われる工程が拡大した。


新菱冷熱工業では大規模施設の空調設備を手がける同社で女性監督が大型現場を率いており、柔軟なコミュニケーションと緻密な情報整理が評価されている。


SPIDERPLUSによる図面・検査・情報の一元管理で現場調整の精度と安全性が向上し、現場のDX化が女性が活躍しやすい仕組みとして機能している。

田名部組では青森を拠点とする同社で女性社員が現場監督やICT施工を担当しており、SPIDERPLUS導入により現場情報や教育データの共有が効率化され体力差や経験の差に関係なく誰もが現場に関われる環境が整っている。


妊娠を機に退職を考えていた女性社員も会社の理解と柔軟な働き方支援により安心して復職し、現在は育児と両立しながら現場を支える存在として活躍している。

建設業の就業者は2000年の653万人から2025年までに100万人減少すると予想されており、女性従事者は2001年から2020年の間に1.8パーセントから7.9パーセントと4.4倍に増加している。

同社は現場のDXを通じて女性を含むすべての技術者が安心して活躍できる社会を後押ししている。






参考・画像元:スパイダープラスプレスリリースより
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デジコン編集部

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