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デジコン編集部 2025.10.6

送電線上空のドローン航路が全国展開へ。グリッドスカイウェイが15社連携体制を構築

グリッドスカイウェイ有限責任事業組合は、東北電力ネットワークと電源開発送変電ネットワークの2社を新たに組合員として迎え入れ、全国の主要送配電事業者15社による連携体制を構築した。

これにより北海道から沖縄まで、送電線上空を活用したドローン航路プラットフォームを統一仕様で展開できる体制が整った。

2027年度までに全国1万キロ超の航路整備を計画


グリッドスカイウェイは2025年1月から、東京電力パワーグリッドと中国電力ネットワークに対して航路プラットフォームを活用したドローン自動飛行サービスの商用提供を開始している。

現在、関東地方と中国地方を中心に4,600キロメートルの事前準備が完了しており、今後は順次ドローン自動飛行サービスの提供範囲を拡大していく方針だ。

(全国共通仕様のドローン航路の整備イメージ)

この取り組みは、政府が推進する「デジタルライフライン全国総合整備計画」とも合致しており、現在検討が進められている無人航空機の運航管理に関する制度やドローン航路登録制度との連携を目指している。

新エネルギー・産業技術総合開発機構のNEDO事業の成果として、2025年3月に秩父エリアと浜松市で開通したドローン航路の知見を活かしながら、2027年度までに全国1万キロメートル超の送電線上空におけるドローン航路整備を目指す。

(ドローン航路のイメージ)





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