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デジコン編集部 2021.10.18

AR/MRによる “可視化ソリューション「mixpace」、「Autodesk BIM 360」連携機能のβ版を搭載

SB C&S株式会社と株式会社ホロラボは、ホロラボが開発しSB C&Sが販売する3D CAD(Computer Aided Design)/BIM(Building Information Modeling)・3D CGファイルのAR(Augmented Reality)/MR (Mixed Reality)みえる化ソリューション「mixpace(ミクスペース)」に、オートデスク株式会社の建設業向け施工管理クラウドサービス「Autodesk BIM 360(以下「BIM 360」)」との連携機能のβ版を追加搭載したことを発表した。今回「BIM 360」との連携機能のβ版を搭載した新バージョンは、2021年10月13日から提供をスタートしている。


ちなみに「mixpace」とは、手軽に3D CADやBIMで作成したデータをAR/MR対応デバイスで確認が可能な3Dモデルに変換でき、設計、製造、建設、配置シミュレーション、施工、保守などで3Dデータを活用可能。これまで手作業で何日もかかっていた、AR/MR向けの変換作業が、最短1-2分で自動的に完了するので、作業時間の大幅な短縮が見込める。

「mixpace」に関しては、以前デジコンでもSB C &S  AR /VR /MRプロジェクトマネージャー 遠藤 文昭氏に取材をしているので、こちらも合わせてご覧いただきたい。




「BIM 360」は、プロジェクトの納品および施工管理用のクラウドプラットフォームで、建築・土木業界で幅広く使用されている。今回新たに、ユーザーが契約している「BIM 360」と「mixpace」を連携することで「BIM 360」にパブリッシュ※1されているデータを直接「mixpace」に取り込むことができる機能を開発。これにより、「BIM 360」で管理されているBIMデータをシームレスにAR/MR活用することが可能となる。


さらに、クラウド上でレンダリング※2することで、超重量級3DモデルをHoloLens2で表示可能な「mixpace Remote Rendering」オプションを併用すると、数千万から1億ポリゴンクラスの3Dモデルについても「BIM 360」から直接データを取り込み、変換してAR/MR表示することができる。「BIM 360」連携機能の利用には、「mixpace」のStandard + Rプランの契約が必要。本機能のβ版を搭載した新バージョンについては希望に合わせてユーザーの環境へ順次実装し、2021年内には正式リリース予定だという。



※1 ソフトウェアやコンテンツなどを開発する際、開発ツールなどで作成・編集したデータやプログラムをまとめ、実行や閲覧に適した形式のファイルを作成すること
※2 何らかの抽象的なデータ集合を元に、一定の処理や演算を行って画像や映像、音声などを生成すること
参考:SB C &Sプレスリリースより
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デジコン編集部

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