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デジコン編集部 2025.7.7

九電ドローンサービス、資機材運搬サービス開始。大型ドローンで1日最大1トン運搬し山間部・高所作業を効率化

九電ドローンサービスは7月1日から、大型運搬ドローンを活用した「資機材運搬サービス」を開始する。

2021年から実用化に向けて取り組んできたセメントや建設工具等の運搬について、ノウハウ習得とサービス提供体制の整備が完了した。

25kg資機材を1日最大1トン運搬可能で人力・重機作業を代替


同社は2021年から大型運搬ドローンを活用したセメントや建設工具等の資機材運搬の実用化に向けて取り組みを続けてきた。

今回、資機材運搬に関するノウハウ習得と、操縦者及び監視者を含めたサービス提供体制の整備が完了したことから、本格的なサービス開始に至った。

本サービスはこれまで人力や重機に頼っていた運搬作業をドローンで代替することで、作業時間の短縮と現場の安全確保に貢献する。

運搬能力は目安として1袋25キログラム程度の資機材を1日最大1トンとなっており、現場条件により最大2トンまで対応可能である。

運搬条件はドローン本体と操縦機の間で電波が届くことが必要で、事前に現場調査が必要となる。


取り扱い可能な運搬ドローンはDJI FLYCART30(DJI)、XYZ55(山進)、EAGLE49(古河産業)、BB1860(BlueBee)の4機種を用意している。

活用シーンとして山間部などのアクセス困難な場所への資機材運搬や、鉄塔や煙突などの高所作業や危険箇所への資機材運搬を想定している。

同サービスにより建設現場や電力設備保守における作業効率向上と安全性確保の両立が期待される。




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デジコン編集部

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