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デジコン編集部 2025.7.4

Liberawareと新明工業、業務提携覚書を締結。狭小空間ドローン「IBIS」専用車両開発で現場点検効率化

Liberawareと新明工業は7月1日、屋内外点検におけるドローン技術の社会実装および現場業務の効率化を目的とした業務提携に関する覚書を締結した。

狭小空間に特化した小型ドローン「IBIS(アイビス)」の専用車両開発を通じて、現場作業の更なる効率化を実現する。

製造業の設備老朽化対応と自動車関連技術を融合してドローン点検普及を加速


近年、製造業やインフラ業界において老朽化した設備の点検や保守業務の効率化・省人化が喫緊の課題となる中、ドローン技術の利活用が注目されている。

リベラウェアは狭小空間に特化した小型ドローン「IBIS(アイビス)」の開発と、点検・データ解析サービスを通じて社会インフラの維持管理分野に貢献してきた実績がある。

一方、新明工業は自動車関連事業や特装車両の開発・製造などで培った技術を活かし、現場の多様なニーズに応える製品づくりを推進している。

本提携は両社の強みを掛け合わせることで、ドローンを活用した現場点検の普及促進と、その社会実装を加速させることを目的としている。

本業務提携では、リベラウェアがIBIS等その他ドローンを活用した屋内外の点検サービスや機体販売、機体レンタルサービスに加え、新明工業に対して営業支援・技術ノウハウの提供、オンサイトサポートを実施する。

(画像はイメージ)

両社で「IBIS専用車両」の開発を推進し、点検現場での課題感を踏まえ、効率的かつ柔軟な現場作業を支援する車両を設計・実装する。

新明工業は自社顧客へのIBIS等その他ドローンを活用した屋内外の点検サービス、および導入支援やマッチング、コミュニケーション支援を通じ、IBISの導入拡大を図る。

これにより現場点検における作業負担の軽減、安全性の向上、および点検精度の強化を目指す。

今後はIBIS専用車両の早期実用化に向けたプロトタイプ開発を皮切りに、さまざまな点検現場での実証と改良を重ね、製品化を進める方針である。

また両社の顧客ネットワークを活かし、国内外のインフラ・産業施設への導入を推進し、ドローンによる点検の新たなスタンダードの確立を目指す。




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デジコン編集部

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