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デジコン編集部 2025.5.20

エニワンが建設現場向けExcelテンプレート12種を無料提供。発注書や写真報告書など高頻度利用書類でDX推進を支援

エニワンは2025年5月、建設現場で使用頻度の高い帳票類のExcelテンプレート12種類の無料提供を開始した。

工務店や住宅会社の実務担当者を対象に、日常業務の効率化とDX推進の第一歩をサポートする。

元ゼネコン現場監督が監修した実用性の高いテンプレートで「Excelから始める業務改善」を実現


建設現場では発注書・見積書・日報などの帳票が日々大量に発生している現状がある。

しかし、多くの現場では依然として紙やExcelを使った手作業が主流となっており、属人化や転記ミス、進捗の見えにくさなど、業務の非効率を生み出している。

エニワンが提供する業務支援システム「AnyONE」はクラウドによる一元管理を強みとしているが、今回はその前段階として「まずは今すぐ使えるExcel」を整備することにした。

これは「Excelから始める業務改善」という現場目線のステップを提案し、本格的なDX導入への第一歩をサポートする取り組みである。

今回無料提供されるテンプレートは全12種類で、工事写真報告書、工事完了引渡証明書、工事注文請書、工事注文書、工事発注書、工事完了報告書、工事台帳、工事請負契約書、工事見積書、工事工程表、近隣挨拶文、作業日報が含まれている。

これらのテンプレートは元ゼネコン現場監督で現在はLimited取締役の大﨑志洸氏が監修しており、実務ニーズに即した実用性の高い内容となっている。

大﨑氏は兵庫県出身で大手ゼネコンにて施工管理を担当後、商社の建設事業部や内装会社の代表を歴任し、施工実績5,000件以上を持つ実務のエキスパートである。

特に、写真付きで完了報告を作成できる「工事写真報告書」や収支・原価を一元管理できる「工事台帳」は現場の効率化に直結する内容となっている。

また工事注文請書は単体版と注文書付き版の両方が用意され、案件に応じて使い分けられるよう工夫されている。

これらのテンプレートはMicrosoft Excel形式で提供され、自由に編集可能となっているため、各社の業務フローや社内ルールに合わせたカスタマイズも容易である。

エニワンのクラウドシステム「AnyONE」は2010年のリリース以来、表計算ソフトに近い操作感を大切に開発・提供してきた実績がある。

現在では3,600社以上が導入し、継続率99.4%(2024年度実績・自社調べ)を誇るサービスとなっている。






参考・画像元:エニワンプレスリリースより



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デジコン編集部

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