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デジコン編集部 2025.8.21

戸田建設・西松建設・奥村組の3社が土木工事プラットフォーム第二弾アプリを開発。進捗管理と濁水監視の遠隔化を実現

戸田建設西松建設奥村組の3社は、ネクストフィールドの協力のもと、土木工事プラットフォームの第二弾として「進捗Pro」と「濁水ウォッチャー」を開発した。

スマートフォンによる工程管理と濁水処理施設の遠隔監視により、実際の工事現場での生産性向上・労働時間短縮を実現している。

スマホ操作で進捗可視化と濁水処理のOCR自動読取りを実現


進捗Proは、時間制約が厳しい道路占用工事や営業線内鉄道工事などで、計画工程に対する進捗度をスマートフォン等による操作で可視化するアプリケーションである。

(進捗Pro™イメージ図)

作業箇所と遠隔地(施工者や発注者の事務所)双方において、進捗状況をリアルタイムで共有を可能とし、工事に関わる複数人が進捗状況を容易に打刻、閲覧することができる。

濁水ウォッチャーは、従来アナログメータ等で管理され担当職員による現認が必要だった濁水処理施設の排出値や薬剤の残量を、OCRカメラで読み取り数値化することでデータの自動共有と遠隔可視化を実現する。

(濁水ウォッチャー™イメージ図)

設定した値によりアラートの発報を行い工事担当者に知らせることで、遠隔監視が可能となり、現地での確認作業の省力化、アラート機能による早期のリスクの検知を実現している。

土木工事プラットフォームは、2023年7月に3社が共同研究開発に関する契約を締結し、2024年3月に構築されたものである。

建設業界全体の生産性向上、現場管理の効率化を進めていくため、他の建設会社への土木工事プラットフォームのサービス提供を開始し、現在、中堅ゼネコンの道路占用工事や、地方ゼネコンの舗装工事では進捗Proの利用が始まっている。





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