
戸田建設は8月29日、洋上風力発電のコスト削減を実現する風車一括搭載技術の1/3スケールモデル実証試験に成功したと発表した。
15MW級大型風車の実用化に向けて大きく前進し、日本で初めて大型起重機船による風車一括搭載を実現した。
実証試験は長崎県五島市椛島沖で実施され、15MW級風車の1/3スケールにあたる2MW級風車を使用した。
従来は洋上で風車を組み立てるため作業が長期化しやすく、施工コストが課題となっていた。
新技術ではタワー・ナセル・ブレードを陸上で事前組立し、大型起重機船で完成形の風車を一括搭載する手法を確立した。
〈開発の流れ(大型化対応へのステップアップ)〉
国内で調達可能な稼働中の大型起重機船(3700トン吊級)を活用し、風車の大きさに制限されることなく吊能力を最大限活用できる設計となっている。
戸田建設は今後15MW級風車の実証施工に向けてステップアップし、さらに15MW超級の風車にも対応可能な技術の確立を目指す。
浮体式洋上風力発電の大型化・量産化を可能にすることで施工コストを低減し、国際競争力のあるレベルまでの商用化を推進する。
15MW級大型風車の実用化に向けて大きく前進し、日本で初めて大型起重機船による風車一括搭載を実現した。
施工コスト低減で浮体式洋上風力を商用化
実証試験は長崎県五島市椛島沖で実施され、15MW級風車の1/3スケールにあたる2MW級風車を使用した。
従来は洋上で風車を組み立てるため作業が長期化しやすく、施工コストが課題となっていた。
新技術ではタワー・ナセル・ブレードを陸上で事前組立し、大型起重機船で完成形の風車を一括搭載する手法を確立した。

国内で調達可能な稼働中の大型起重機船(3700トン吊級)を活用し、風車の大きさに制限されることなく吊能力を最大限活用できる設計となっている。
戸田建設は今後15MW級風車の実証施工に向けてステップアップし、さらに15MW超級の風車にも対応可能な技術の確立を目指す。
浮体式洋上風力発電の大型化・量産化を可能にすることで施工コストを低減し、国際競争力のあるレベルまでの商用化を推進する。
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