
大林組は三和シヤッター工業と共同で、90分間の遮熱性能を有する防火パネルシャッター「スプリットシータ」を開発し、国土交通大臣認定を取得した。常時閉鎖が不要で開放的な空間設計を可能にしながら、火災時には延焼を遮断する新技術により、中大規模建築物の木造・木質化を促進する。
本製品の開発背景には、2050年カーボンニュートラル実現に向けた建設業界における木造・木質化の需要拡大がある。
CO2を固定できる木造建築や木材を内外装に活用する木質化のニーズが高まる中、火災・延焼対策が重要課題となっていた。
建築基準法では、中大規模建築物の一部を木造とする場合、延焼を遮断する区画壁の開口部に遮熱性能のある防火設備の設置が義務付けられている。
従来は区画壁の開口部に鉄を基材とし、ケイ酸カルシウム板を重ね張りした重い扉を設置し、常時閉鎖するのが一般的であった。
これにより大きな開口部が作れず、空間設計の自由度が制限されるという課題があった。

この問題を解決するために開発されたスプリットシータは、遮音・遮煙性能を持つパネルシャッターに発泡性耐火被覆シートを組み合わせた構造を特徴としている。
従来の防火シャッターが遮炎性能のみを有していたのに対し、スプリットシータは耐火壁と同様の遮熱性能を有する。

シャッターに貼られた耐火シートは加熱されると発泡(膨張)し、断熱層を形成することで遮熱性能を発揮する仕組みだ。
90分間の加熱試験では、通常の防火シャッターが炉内同等の700℃以上に達するのに対し、スプリットシータは認定基準を満たす200℃以下に温度を抑えることに成功している。

大きな特長として、スプリットシータは火災発生時に自動的に閉まる仕組みのため、常時閉鎖する必要がないという点が挙げられる。
従来の告示仕様では防火扉によって閉塞感のあった場所も、スプリットシータ導入により大きな開口部となり、建築物に連続した空間による開放感を持たせることが可能になる。

また、2024年4月に施行された法改正により実現可能となった「部分的な木造化(部分木造)」や「低層部分の木造化(耐火別棟)」などの区画の開口部に要求される性能を満たす、90分間の遮熱性能を有する防火設備として国土交通大臣認定を取得した。
発泡性耐火被覆シートが加熱で膨張し断熱層を形成、一般シャッターの700℃以上から200℃以下に抑制
本製品の開発背景には、2050年カーボンニュートラル実現に向けた建設業界における木造・木質化の需要拡大がある。
CO2を固定できる木造建築や木材を内外装に活用する木質化のニーズが高まる中、火災・延焼対策が重要課題となっていた。
建築基準法では、中大規模建築物の一部を木造とする場合、延焼を遮断する区画壁の開口部に遮熱性能のある防火設備の設置が義務付けられている。
従来は区画壁の開口部に鉄を基材とし、ケイ酸カルシウム板を重ね張りした重い扉を設置し、常時閉鎖するのが一般的であった。
これにより大きな開口部が作れず、空間設計の自由度が制限されるという課題があった。

この問題を解決するために開発されたスプリットシータは、遮音・遮煙性能を持つパネルシャッターに発泡性耐火被覆シートを組み合わせた構造を特徴としている。
従来の防火シャッターが遮炎性能のみを有していたのに対し、スプリットシータは耐火壁と同様の遮熱性能を有する。

シャッターに貼られた耐火シートは加熱されると発泡(膨張)し、断熱層を形成することで遮熱性能を発揮する仕組みだ。
90分間の加熱試験では、通常の防火シャッターが炉内同等の700℃以上に達するのに対し、スプリットシータは認定基準を満たす200℃以下に温度を抑えることに成功している。

大きな特長として、スプリットシータは火災発生時に自動的に閉まる仕組みのため、常時閉鎖する必要がないという点が挙げられる。
従来の告示仕様では防火扉によって閉塞感のあった場所も、スプリットシータ導入により大きな開口部となり、建築物に連続した空間による開放感を持たせることが可能になる。

また、2024年4月に施行された法改正により実現可能となった「部分的な木造化(部分木造)」や「低層部分の木造化(耐火別棟)」などの区画の開口部に要求される性能を満たす、90分間の遮熱性能を有する防火設備として国土交通大臣認定を取得した。
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