アクティオが橋形・天井クレーンのワンストップサービス体制を確立。日本メンテナンス合併で修理から製造まで一気通貫で提供

総合建設機械レンタルの株式会社アクティオは、橋形クレーンと天井クレーンの修理・設計・製造・組立指導を一気通貫で提供できる体制を確立し、レンタル事業を拡充していくと発表した。

最大50tクラスまでの幅広いラインナップで大規模土木工事やトンネル現場の需要に対応

アクティオは2025年1月1日に、クレーンの製造・修理等で実績のある日本メンテナンス株式会社を吸収合併した。

この合併により、橋形クレーンと天井クレーンに関わる修理・設計・製造・組立指導までのプロセスを一社で完結できる体制が整った。

現在、建設工事における橋形クレーンや天井クレーンの主な活躍の場は大規模な土木工事現場であり、特にトンネル工事などのプロジェクトでの需要が高まっている。

アクティオはこのような市場ニーズに応えるため、2.8tの小型から50tクラスの超大型までの幅広いラインナップを保有している。

さらに現場のニーズに合わせたカスタマイズにも対応しており、各工事現場の特性や要件に応じた最適なクレーンをレンタルすることが可能だ。

同社の橋形・天井クレーンの特長は「大深度」「大容量」「高速化」の3点にある。


「大深度」は地下深くまでの吊り上げや吊り下げ能力を指し、深いトンネル工事や立坑工事などで威力を発揮する。

「大容量」は文字通り重い吊荷の運搬能力に優れており、大型のコンクリート部材や機械設備の設置に適している。

「高速化」はホイスト巻き上げの速さを指し、作業効率の向上に直結する性能となっている。

これらの特長は、大規模プロジェクトや複雑な工事現場において、工期短縮やコスト削減といった価値を提供することが期待される。