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デジコン編集部 2025.3.24

首都高がレインボーブリッジで夜間ドローン点検実証実験を実施。自動飛行と複数ドローンポート活用で災害対応力を強化

首都高速道路を含む6社は、レインボーブリッジにて往復約2.8kmの自動飛行などを行う夜間ドローン点検の実証実験を実施した。

暗所での自律飛行や複数ドローンポート間の長距離移動など災害時における迅速点検手法の有効性を検証


本実証実験は、首都高速道路、首都高技術、JDRONE、エアロセンス、KDDIスマートドローン、NTTコミュニケーションズの6社が協力して2月14日に行われた。

災害時等における迅速で確実な点検手法の確立を目的としており、首都高速道路では初となる夜間でのドローン点検実験となる。

特に夜間の災害発生を想定し、「夜間飛行時における映像視認性確認の実証」と「自動でドローンの離着陸・充電ができるドローンポートを複数使用し、ポート間を往復する長距離飛行の実証」に重点を置いた。

具体的な実施内容は多岐にわたり、VTOL型(垂直離着陸型固定翼)ドローンによる夜間の高速道路上空付近の飛行撮影や、暗所での自律飛行を得意とするドローンを活用した高速道路上空付近の飛行撮影を行った。



また、目視点検が困難な高架下での暗所点検飛行も実施された。

ドローンは通信とバッテリーの関係で飛行距離が限られるという課題があるため、複数のドローンポートを使用することによる飛行距離の長距離化も検証された。

実証実験の結果、夜間災害発生時の暗所での飛行における機体選定や点検手法、複数のドローンポートを使用する点検手法の確立に向けて有益な検証結果を得ることができたとしている。

一方で課題も明らかになった。

安定した飛行制御・映像配信を実現するためには、災害時の即時点検候補エリアの電波環境の調査および使用電波の選定等が必要であり、より実践的な運用に向けた検討項目が確認された。

首都高速道路では、これまでもVTOL型ドローンと無人ヘリを用いた中央環状線の往復14kmの長距離自動飛行による高速上点検の実証実験(2023年1月)や、ドローンポートを使用した自動飛行による高速上点検の実証実験(2024年1月)を継続的に実施してきた。

今後も本実証結果を踏まえ、迅速かつ確実に点検を行うために多様な点検手法の確立と体制構築に取り組んでいく方針だ。



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