大成建設は三成研機と共同で、建設ロボットの階間移動を可能にする新システム「T-MoveX」を開発し、その主要技術となる専用エレベーターの製作を開始した。
建設現場では人手不足対策としてロボットの導入が進んでいるが、階間移動の問題が活用範囲を制限していた。
従来の仮設エレベーターは資材運搬や作業員の移動で常に混雑しており、ロボットとの共用が困難であった。
新システムは、幅1500mm×奥行2250mmのコンパクトな専用エレベーター「ROBOELE」を核として、この課題を解決する。
ROBOELEは各ロボットの通信機能と連携し、呼び出し信号を受けて自動で該当階へ移動する。
設置方法は、既存の仮設エレベーター開口の余剰スペースを利用する方式と、最小限の新規開口による独立設置方式の2パターンが可能だ。
さらに、ドローン専用の移動シャフト「Dシャフト」(幅1200mm×奥行1200mm)も開発中である。
大成建設は2025年秋までにROBOELEの製作を完了し、2026年度からの実プロジェクトでの本格運用を目指している。
建設ロボットの活動範囲を拡大
建設現場では人手不足対策としてロボットの導入が進んでいるが、階間移動の問題が活用範囲を制限していた。
従来の仮設エレベーターは資材運搬や作業員の移動で常に混雑しており、ロボットとの共用が困難であった。
新システムは、幅1500mm×奥行2250mmのコンパクトな専用エレベーター「ROBOELE」を核として、この課題を解決する。
自動制御による効率的な移動システム
ROBOELEは各ロボットの通信機能と連携し、呼び出し信号を受けて自動で該当階へ移動する。
設置方法は、既存の仮設エレベーター開口の余剰スペースを利用する方式と、最小限の新規開口による独立設置方式の2パターンが可能だ。
さらに、ドローン専用の移動シャフト「Dシャフト」(幅1200mm×奥行1200mm)も開発中である。
大成建設は2025年秋までにROBOELEの製作を完了し、2026年度からの実プロジェクトでの本格運用を目指している。
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