コラム・特集
デジコン編集部 2021.7.5

写真で巡る、土木遺産 〜 vol.5 表参道ケヤキ並木道(東京都)〜 【フォトギャラリー】

長い年月を経てもなおカタチをとどめている建造物が、全国には数多くあります。それらには先人の叡智、技術の粋が結集されており、人々の暮らしの中に溶け込みつつも、現代の建造物にはない独特の存在感を放っています。そんな土木遺産を多くの方々に知ってもらいたい。

そして、土木遺産を後世に伝えるために記録として残しておきたい。そんな想いから、フォトギャラリーコンテンツ『写真で巡る、土木遺産』(本企画)をスタート。全国にある土木遺産を、フォトグラファーとモデルとともに巡りながら、その建造物の魅力に迫っていきます。

5回目の今回は、表参道駅から原宿駅までを走る『表参道ケヤキ並木道』。このケヤキ並木は、1921年に明治神宮の参道として整備され、ケヤキ並木を備えた広幅員街路のモデルとなった土木遺産でもあります。

それでは、土木遺産を巡る小旅行のはじまり、はじまり。



























































表参道ケヤキ並木道(赤坂杉並線)
令和2年度土木学会選奨土木遺産。表参道のシンボルであるケヤキ並木は、もともと明治神宮ができた翌年の1921年に植えられたもの。全長約1km、幅約35.5m。夏至の日の正午に太陽が参道の真上に、また冬至の日には明治神宮の方向から参道の中心を日が昇るよう設計された。

開通当時、まだケヤキ並木はなく、その翌年にケヤキの若木200本が植樹されたと伝えられる。また、ケヤキの成長を鑑みて、電線は開通当時から地中化の造りとなっており、大正時代から未来的な街づくりを行なっていたことが伺える。なお、戦後までは、明治神宮への参拝客や近隣の住人のみが使用する静かな通りだったという。

第二次大戦時の東京大空襲によって表参道全体は壊滅状態となり、ケヤキ並木も約200本のうち13本を残して全燃。終戦後、ケヤキは近隣団体によって2年掛かりで植え替えられ、現在の姿を見せている。

参考:
https://committees.jsce.or.jp/heritage/taxonomy/term/22/ https://omoharareal.com/navi/column/detail/1505 / https://plaza.rakuten.co.jp/wakow/diary/201701180000/



女優・モデル・アイドル  五味未知子
1月20日生まれB型。学生生活の半分を、家と学校の教室以外の場所で育ったスクールカースト圏外人生を送る。インターネットで夢眠ねむとSNSの顔が可愛い女の子達に出会い、大学休学中にミスiDへ応募し受賞。その後、女優・モデル・映画・MV・アイドル活動などジャンルにとらわれず「誰かの生きる理由になる」ことを目標に幅広く活動中。また来世最いのる名義でアイドルグループ『きっと誰かの秘密兵器』としても活動している。

【代表作】[TV]天才てれびくんhello /[CM]ニッポンレンタカー[映画]『サクリファイス』(20/監督:壷井濯)、『男の優しさは全部下心なんですって』(19/監督:のむらなお)、『第七銀河交流』(20/監督:岩切一空)、『絶滅動物(VACATION)』(21/監督:副島正紀)/[MV]アバンティーズ/アバみ、花澤香菜/春に愛される人に私はなりたい/[モデル]nisai、satoi、『髪は短し 恋せよ乙女』青山裕企、『キスして。』青山裕企、『百合少女』長谷川圭佑

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フォトグラファー 宇佐美 亮
1987年2月 東京都生まれ。2009年 和光大学人間関係学部(哲学専攻)卒業後、プログラマーとしてシステム会社に3年間勤務。その後、2つのフォトスタジオでスタジオマンを経験し、2018年11月 フリーランスのカメラマンとして活動をスタート。
2021年の現在までに、カルチャー系WEBメディアや雑誌、アーティストやアイドルのCDジャケット・宣材、書籍の装丁、さらには企業広告など多岐に渡る仕事を手がけている。またライフワークとして、モデルや女優、一般の女の子など女性を中心に10年以上、ポートレートを撮り続けている。「綺麗を写すよりも、記憶に残る」をモットーに、いまこの瞬間にある「美」の本質を捉え、被写体の外見だけでなく、内面までも写真に閉じ込めていく。冬の空気のようなクリアで心地のよいトーンが持ち味。

[Web] usamiryo.com   [instagram] @usamiryo  [twitter] @usyami
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デジコン編集部

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