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デジコン編集部 2025.8.4

ライカジオシステムズ、HxDR搭載の「Reality Cloud Studio」を発表。点群データ自動処理でデジタルツイン作成を民主化

ライカジオシステムズは8月4日、HxDRを搭載したクラウド型SaaSアプリケーション「Reality Cloud Studio」を発表した。

現場で取得した点群データを誰でも利用できるようにするプラットフォームで、自動化技術によりプロフェッショナルな結果を提供する。

自動合成処理とメッシュ化機能で写実的なデジタルツインをリアルタイム共有


ユーザーは取得した点群データを現場からクラウドにアップロードでき、自動合成処理、保存、自動メッシュ化機能による高度な視覚化により写実的なデジタルツインを作成できる。

データを迅速かつ安全に共有することで、現場にいない関係者もリアルタイムに点群データにアクセスし、現地の状況を確認することが可能となる。

Reality Cloud Studioは、あらゆる規模の地理空間ソリューションをスムーズに取り扱うHexagonのクラウドネイティブプラットフォームHxDRを搭載している。

互換性のあるファイルタイプを生成するレーザースキャナーで取得した点群の自動合成やTINメッシュ生成などのタスクを実行する直感的でユーザーフレンドリーなインターフェイスを備えている。


ユーザーは計測、注釈、添付ファイル、コメント、バーチャルツアーを使ってリアルタイムで共同作業を行うことができる。

これにより成果物を即座に共有し、いつでもどこでも必要なときに高度な視覚データを提供することで、プロジェクト関係者間の「ビジュアル・コミュニケーション」を直感的に行うことができる。

新規ユーザーにとってはシンプルさと自動化というメリットがあり、リアリティキャプチャー分野の専門家にとってはReality Cloud StudioからCyclone 3DRデスクトップソフトウェアに直接データをストリーミングして、詳細な解析とレポート作成ができることがメリットとなる。

重要なタスクはすでに自動化されており、シンプルで使いやすいため、ユーザーはアプリケーションにさらなる機能性と特徴が導入されることを期待できる。

購入形態はサブスクリプションで、顧客は必要なライセンス数や使用したい機能を選択できる仕組みとなっている。

アプリ上でデータアクセスやユーザーの役割をコントロールするというように、アカウントを直接管理することも可能である。






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デジコン編集部

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