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デジコン編集部 2023.8.3

大成建設と富士通、作業所業務支援システム「作業所ダッシュボード」を開発!

大成建設と富士通は、作業予定や施工状況など建設現場内の情報を集約・可視化して関係者間で共有することで、建設現場の業務の効率化を推進する作業所業務支援システム「作業所ダッシュボード」を開発した。

そして、このダッシュボードを大成建設の全国約700作業所で本システムの利用を開始した。

大成建設と富士通で開発チームを組み、大成建設における作業所ニーズのヒアリングと検証・修正を繰り返しながら開発を進めていった。


「作業所ダッシュボード」で共有される情報の一例と活用による効果は以下のとおりだ。

【共有情報】

  • 作業所内での各種工事の実施予定
  • 作業所閉所情報、日報(本社・支店への毎日の業務報告・連絡)
  • 職員個人予定(「Microsoft Office Outlook」との連携)
  • 建設現場内に設置したカメラ映像
  • LPWA通信(省電力かつ長距離での無線通信)を利用した、建設現場内の温湿度、暑さ指数(WBGT)、風向・風速、騒音・振動、水質PH、酸素濃度など各種センサーシステムと連携した作業所気象情報などのリアルタイム情報




「作業所ダッシュボード」の活用により、建設現場での以下のような業務の効率化が期待できる。

  • 作業所内関係者間での作業所各種情報のリアルタイムで円滑な共有
  • 本社・支店から遠隔でリアルタイムに作業所の業務進捗状況を把握できるため、作業所から本社・支店への報告業務を大幅に効率化
  • 本社・支店が本システムの共有情報から各作業所のスケジュールなどを詳細に把握し、作業所ごとに適切に指示ができるため、双方の業務効率化を実現

今後、大成建設と富士通は、組織的サポートを継続しながら、建設現場での「作業所ダッシュボード」の運用を通じて作業所業務の負荷軽減を図るとともに、作業所ニーズを随時反映させてシステムの機能改善を進めていく。



参考・画像元:富士通株式会社プレスリリース
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デジコン編集部

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