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ワークロイド開発企業、群れで働く「クモ型ロボット」を発表!下水道点検をサポート
ワークロイドの研究・開発を進めるテムザック(京都府)が、下水道点検の作業効率化を助けるクモ型ロボット『SPD1』を開発した。
ワークロイドとは、産業用ロボットでもなく、コミュニケーションロボットでもない、人と共存しながらより実用的な業務を遂行するロボットのこと。
同社は今回、道路・下水道管整備会社からの依頼を受け、クモ型ロボットのプロトタイプ版を完成させた。
全国で下水道管渠の総延長は約49万kmあり、その内約2.5万km(総延長の5%)にもおよぶ下水道管渠が標準耐用年数の50年を経過しており、10年後は8.2万km(17%)、20年後は19万km(39%)と今後はさらに急速に増加する。
その上、建設業界の中でも特に下水道工事現場では慢性的な人手不足が顕著に表れており、点検や修繕が完了する見込みが立っていないのが現状だ。
そこで、今後増え続けることが予想される多様なニーズに対応するための新たな試みとして、“純国産”の汎用性が高い多脚歩行式 管渠内調査ロボットが開発された。
『SPD1』は、下水道管調査の現場において実証実験を実施後、製品モデルの発表を予定している。
また、汎用的なロボット技術をベースとしているため、アームを追加するなど機能を付け替えることで、下水道工事以外にも、人の入れないような狭所における調査・作業への応用展開が可能になる見込みだ。
ワークロイドとは、産業用ロボットでもなく、コミュニケーションロボットでもない、人と共存しながらより実用的な業務を遂行するロボットのこと。
同社は今回、道路・下水道管整備会社からの依頼を受け、クモ型ロボットのプロトタイプ版を完成させた。
全国で下水道管渠の総延長は約49万kmあり、その内約2.5万km(総延長の5%)にもおよぶ下水道管渠が標準耐用年数の50年を経過しており、10年後は8.2万km(17%)、20年後は19万km(39%)と今後はさらに急速に増加する。
その上、建設業界の中でも特に下水道工事現場では慢性的な人手不足が顕著に表れており、点検や修繕が完了する見込みが立っていないのが現状だ。
そこで、今後増え続けることが予想される多様なニーズに対応するための新たな試みとして、“純国産”の汎用性が高い多脚歩行式 管渠内調査ロボットが開発された。
- 日本発の多脚歩行式管内調査用ロボット
- 異なる直径の菅もこれ一台で走行。脚が管の内径に柔軟に沿うよう設計
- ロボットは、単体でも群れでも調査・作業が可能。先頭が前方確認、2台目が調査箇所記録、3台目が必要箇所へ作業、といった編成も可能。
- 360度カメラ搭載。カメラを対象へ向ける必要がなく、煩雑な操作が不要。
- ゲームコントローラでの操作。直感的な操作が可能。
『SPD1』は、下水道管調査の現場において実証実験を実施後、製品モデルの発表を予定している。
また、汎用的なロボット技術をベースとしているため、アームを追加するなど機能を付け替えることで、下水道工事以外にも、人の入れないような狭所における調査・作業への応用展開が可能になる見込みだ。
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