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デジコン編集部 2025.7.22

TOBIHIRO社、なかやまきんに君を安全対策システム「Cage System」応援隊長に任命。解体屋ゲンのコスプレで飛散物事故の危険性を体感

TOBIHIRO(東京都千代田区)は7月15日、解体工事現場での飛散事故を防ぐ独自の安全対策システム「Cage System」の応援隊長になかやまきんに君さんを任命し発表会を開催した。

なかやまきんに君さんは人気漫画「解体屋ゲン」の主人公のコスプレ姿で登場し、実際の飛散物事故を再現したデモンストレーションでシステムの安全性を体感した。

27年間の解体業界経験を持つ社長が語る飛散物事故の現実と公衆災害の危険性


発表会では、代表取締役社長の小林浩二氏が登壇し、製品概要やその開発背景について詳しく説明した。

27年間解体業界に携わってきた小林氏は、自身が何度も遭遇した飛散物による事故の危険性について解説した。

「私自身、解体現場で働く中で、何度も命を危険に晒されるような状況に直面しました。鉄筋が飛んで車のフロントガラスを突き破ったり、高級車に破片が直撃する事故もありました」と述べ、リアルな現場での危険な状況を伝えた。


これらの経験が「Cage System」開発の原動力になったと強調し、「現場での飛散物事故が後を絶たない現実に、私はもう一度、命を守る仕組みを作らなければならないと強く感じました」と語った。

なかやまきんに君さんは「解体屋ゲン」の主人公・ゲンの衣装を身にまとい登場し、「解体屋ゲン」の著者である星野茂樹さんと石井さだよしさんも共に登壇した。

星野さんは「感激しました!ゲンさんでも解体できないところを、最強の助っ人としてきんに君に登場してもらいたいです」と、再現度の高いコスプレに驚きを示した。

なかやまきんに君さんは「すごく心地良い恰好です!お笑いよりも解体屋の方がいいんじゃない?と周りの方々にも言われちゃって…今日から『お笑い解体屋・キン』になります!」とコメントし、会場を盛り上げた。

解体現場での飛散事故の危険性を可視化するため、ビルの10階から時速100kmでボルトが落ちる事故現場を再現したデモンストレーションを実施した。

目の前でヘルメットを飛ばす勢いを体感したなかやまきんに君さんは「本当に命の危機かと思いました!Cage Systemのありがたさを痛感しますね…」と述べ、システムの重要性を改めて実感した。

トークセッションでは、解体したいものを問われると「日本中の体脂肪です!」と答え、筋肉にまつわるエピソードを披露した。

さらに、暑さを吹き飛ばす筋肉ギャグ「きんにく花火」を披露し、イベントは和やかな雰囲気で終了した。

小林社長は、全国各地で発生している「公衆災害」の現実にも触れ、これらの事故が十分に社会的な課題として認識されていない現状を指摘し、危険性の深刻さを訴えた。




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