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デジコン編集部 2022.3.11

建機レンタルSaaS企業「SORABITO」、レンタル建機の効率的運用を支援する「i-Rental AI」の提供開始。アクティオに「資産時価評価モデル」を提供

建機レンタル業界に特化してシステム開発を手がける「SORABITO株式会社」が建設機械等を保有するレンタル会社に対して、資産の効率的な運用を支援する「i-Rental(アイレンタル) AI」の提供を開始した。

本システムは、⼈⼯知能技術分野のアルゴリズムを研究開発する株式会社PKSHA Technologyの処分価格予測AIモジュールを利用。また建機レンタル業界最大手の株式会社アクティオホールディングスに対して、保有資産の時価評価に向けた「i-Rental(アイレンタル) AI」の提供を開始したことも合わせて発表された。

SORABITOは、2014年の創業以来一貫して、建機レンタル全体の業務フローに沿ったサービス開発に取組んでいる。そんな中で、新車購入や中古資産の売却については、建機レンタル各社から「何台買うか、いつどの程度の機械を売却すべきかが属人化している」「中古機械には一定の価値が残っているにもかかわらず、それを活用した経営判断が行えていない」といった、課題に直面する機会があったという。

そこでSORABITOは、PKSHA社のAIアルゴリズムを活用し、建機レンタル各社の保有資産にかかる売上・売却価格データと、SORABITOが有するレンタル業務や中古建機の価格形成に関するノウハウ・実際の相場データ等を活用することによって、建機レンタル各社の効率的な資産運用を支援する「i-Rental AI」を開発に至った。

また「i-Rental AI」は今後、以下のアルゴリズム開発を進めていくという。

  • 資産時価評価(今回の提供ソリューション)
  • 売上・稼働予測
  • 新車購入・配置・売却等のシミュレーション
  • 修理費用予測等その他レンタル会社として経営・現場の意思決定に必要なあらゆる予測


アクティオに中古建機の処分価格予測モデルを提供


建機レンタル業界最大手アクティオが、「保有資産の時価評価」を目的として
「i-Rental AI」を導入したことも発表された。

アクティオの中古建機の売却実績データを「i-Rental AI」に読み込ませることで、アクティオが一定期間に売却を行った機械の売却金額総額と時価の総額予測値との誤差が1桁%前半に収まる予測精度を実現。

保有資産を瞬時に時価評価できることから、原価の精緻な計算や売却時期の最適な判断が可能になったという。

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