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SMCプレコンクリート。CO2排出量60%以上削減した低炭素型ボックスカルバートを製品化。従来製造サイクルで生産可能

三井住友建設の子会社であるSMCプレコンクリートは、低炭素型コンクリートを使用したボックスカルバート(RC-1種)の製品化を発表した。
低炭素型ボックスカルバートの最大の特徴は、材料由来のCO2排出量の大幅な削減にある。
結合材中の高炉スラグ微粉末の割合を70%まで高めることで、ポルトランドセメントのみを使用した従来製品と比較して、材料由来のCO2排出量を60%以上削減することが可能となった。
セメント生産過程で発生するCO2は建設業界における主要な排出源のひとつであり、この削減幅は環境負荷軽減の観点から大きな意義を持つ。
製造面では、通常使用している材料を使用し、従来品と同様の製造サイクルで生産が可能であるという実用性を兼ね備えている。
製造プロセスを大きく変更する必要がないため、既存の生産ラインをそのまま活用でき、コスト面での優位性も期待できる。
性能面においても、曲げ耐力試験を実施し、ボックスカルバート(RC-1種)として従来品と同等以上の性能を有することが確認されている。
(ボックスカルバートの曲げ耐力試験の様子)
これはJIS A 5372「プレキャスト鉄筋コンクリート製品」付属書C 推奨仕様C-4に示される鉄筋コンクリートボックスカルバート「1種」の規格を満たしていることを意味する。
ボックスカルバートは、道路下の暗渠や水路などに使用される箱型のコンクリート構造物であり、インフラ整備において欠かせない製品である。
三井住友建設グループでは、「サスティンクリート®」をはじめとする環境配慮型コンクリートを開発し、構造物や建材への適用を進めている。
SMCプレコンクリートでは、今回製品化した低炭素型ボックスカルバートをはじめとし、その他プレキャスト製品についても低炭素型製品の展開を検討し、顧客に積極的に提案していく方針だ。
この製品化は、建設業界における脱炭素化の取り組みの一環として、今後のプレキャストコンクリート製品の標準となる可能性を秘めている。
結合材に高炉スラグ微粉末70%配合でセメント使用量を大幅削減。曲げ耐力試験で従来品と同等以上の性能確認、他プレキャスト製品への展開も検討
低炭素型ボックスカルバートの最大の特徴は、材料由来のCO2排出量の大幅な削減にある。
結合材中の高炉スラグ微粉末の割合を70%まで高めることで、ポルトランドセメントのみを使用した従来製品と比較して、材料由来のCO2排出量を60%以上削減することが可能となった。
セメント生産過程で発生するCO2は建設業界における主要な排出源のひとつであり、この削減幅は環境負荷軽減の観点から大きな意義を持つ。
製造面では、通常使用している材料を使用し、従来品と同様の製造サイクルで生産が可能であるという実用性を兼ね備えている。
製造プロセスを大きく変更する必要がないため、既存の生産ラインをそのまま活用でき、コスト面での優位性も期待できる。
性能面においても、曲げ耐力試験を実施し、ボックスカルバート(RC-1種)として従来品と同等以上の性能を有することが確認されている。

これはJIS A 5372「プレキャスト鉄筋コンクリート製品」付属書C 推奨仕様C-4に示される鉄筋コンクリートボックスカルバート「1種」の規格を満たしていることを意味する。
ボックスカルバートは、道路下の暗渠や水路などに使用される箱型のコンクリート構造物であり、インフラ整備において欠かせない製品である。
三井住友建設グループでは、「サスティンクリート®」をはじめとする環境配慮型コンクリートを開発し、構造物や建材への適用を進めている。
SMCプレコンクリートでは、今回製品化した低炭素型ボックスカルバートをはじめとし、その他プレキャスト製品についても低炭素型製品の展開を検討し、顧客に積極的に提案していく方針だ。
この製品化は、建設業界における脱炭素化の取り組みの一環として、今後のプレキャストコンクリート製品の標準となる可能性を秘めている。
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