
Cellid(セリッド)は2025年4月9日、渋谷区との協働による工事現場でのARグラス活用実証実験の結果を発表した。
この実証実験は東京発の先端テクノロジーによる社会課題解決を目指す「キングサーモンプロジェクト」の一環として実施されたものである。
Cellidは光学シースルーディスプレイ方式「ウェイブガイド」を独自開発し、2024年11月にメガネ型ARグラスのリファレンスデザインを発表している。
今回の実証実験では、建設・工事業界の人手不足や技能継承という深刻な課題に対し、ARグラスによる遠隔作業支援の有効性を検証した。
渋谷区管轄の公共施設など計4現場で全5回にわたり実施され、ARグラスを装着した現場作業員とオフィスにいるベテラン職員間での遠隔コミュニケーションが行われた。
実験では遠隔での工事監理業務や現場作業員の業務改善などが検証され、施工状況の確認・指示や納入材料の検査がリアルタイムで可能であることが確認された。
従来必要だったタブレットやPCなどの機器と異なり、ARグラスの使用により両手が自由になるため、安全性と作業効率が向上したとの結果が得られた。
また目線位置にカメラが搭載されているARグラスにより、現場作業者と遠隔地の職員が同じ視点で対象を確認しながらコミュニケーションができるという利点も実証された。
発注品型番や仕様、数量などの情報をAR画像で表示することで、目視照合作業の効率も向上している。
特筆すべき成果として、1回あたり約1.4時間の時間削減効果が測定され、年間では425〜638時間の削減が期待できるという結果となった。
Cellidが開発したこのARグラスは、一般的なメガネレンズと同等の薄さと軽さを保ちながら、鮮やかなフルカラー表示を実現しているという特徴がある。
参考・画像元:Cellidプレスリリースより
両手が自由になり安全性と効率が向上、年間最大638時間の時間削減効果を確認
この実証実験は東京発の先端テクノロジーによる社会課題解決を目指す「キングサーモンプロジェクト」の一環として実施されたものである。
Cellidは光学シースルーディスプレイ方式「ウェイブガイド」を独自開発し、2024年11月にメガネ型ARグラスのリファレンスデザインを発表している。
今回の実証実験では、建設・工事業界の人手不足や技能継承という深刻な課題に対し、ARグラスによる遠隔作業支援の有効性を検証した。
渋谷区管轄の公共施設など計4現場で全5回にわたり実施され、ARグラスを装着した現場作業員とオフィスにいるベテラン職員間での遠隔コミュニケーションが行われた。
実験では遠隔での工事監理業務や現場作業員の業務改善などが検証され、施工状況の確認・指示や納入材料の検査がリアルタイムで可能であることが確認された。
従来必要だったタブレットやPCなどの機器と異なり、ARグラスの使用により両手が自由になるため、安全性と作業効率が向上したとの結果が得られた。
また目線位置にカメラが搭載されているARグラスにより、現場作業者と遠隔地の職員が同じ視点で対象を確認しながらコミュニケーションができるという利点も実証された。
発注品型番や仕様、数量などの情報をAR画像で表示することで、目視照合作業の効率も向上している。
特筆すべき成果として、1回あたり約1.4時間の時間削減効果が測定され、年間では425〜638時間の削減が期待できるという結果となった。
Cellidが開発したこのARグラスは、一般的なメガネレンズと同等の薄さと軽さを保ちながら、鮮やかなフルカラー表示を実現しているという特徴がある。
参考・画像元:Cellidプレスリリースより
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