鹿島建設は、地盤の電気抵抗を利用して現場密度を算出する新たな締固め品質管理手法「Geo-DX Compaction」を開発し、秋田県の成瀬ダム工事に導入した。
従来のRI法では、人力による試験孔の削孔や重い試験器具の運搬が必要であったが、新手法では4つの電極を持つ計測装置を地盤に接地・牽引するだけで測定が可能となった。
計測装置はバギー1台で運用でき、試験要員を従来の3名から1名に削減することに成功した。
電極間隔を調整することで計測深度を自由に設定でき、成瀬ダムでは75cmの深度で測定を実施している。
地盤の電気抵抗から算出される現場密度は、従来法との誤差が約±0.05t/m3と高精度を実現している。
連続計測したデータはヒートマップとして可視化され、施工面全域の締固め品質をリアルタイムに確認できる。
鹿島建設は今後、計測の完全自動化を目指すとともに、CSGだけでなく一般の造成工事など、盛土工事全般への展開を進める方針である。
電気抵抗による面的管理で品質確認を効率化
従来のRI法では、人力による試験孔の削孔や重い試験器具の運搬が必要であったが、新手法では4つの電極を持つ計測装置を地盤に接地・牽引するだけで測定が可能となった。
計測装置はバギー1台で運用でき、試験要員を従来の3名から1名に削減することに成功した。
電極間隔を調整することで計測深度を自由に設定でき、成瀬ダムでは75cmの深度で測定を実施している。
リアルタイムデータで施工品質を可視化
地盤の電気抵抗から算出される現場密度は、従来法との誤差が約±0.05t/m3と高精度を実現している。
連続計測したデータはヒートマップとして可視化され、施工面全域の締固め品質をリアルタイムに確認できる。
鹿島建設は今後、計測の完全自動化を目指すとともに、CSGだけでなく一般の造成工事など、盛土工事全般への展開を進める方針である。
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