竹中工務店、鹿島建設、栗本鐵工所、コトブキ技研工業、三和石産、成友興業、八洲コンクリート、吉田建材の8社は、共同研究先の明治大学や竹中土木と連携し、「省エネルギー・省CO2・省資源型サーキュラーコンクリート」の開発に着手した。
この取り組みは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の支援を受け、脱炭素社会の実現に向けた具体的な技術開発の一環として進められている。
このサーキュラーコンクリートは、解体コンクリートや戻りコンクリートから回収されたリサイクル骨材、そして環境配慮型セメントを使用することにより、CO2排出量を大幅に削減することができる。
具体的には、建物の解体時に発生するコンクリート廃材や、新築工事で余剰となった戻りコンクリートから骨材を回収し、それを再生利用する。これにより、コンクリートの生産サイクルを持続可能な形で閉じ、サーキュラーエコノミーを実現することを目指している。
日本では、コンクリートの材料として年間約1.4億トンの天然骨材(砂利や砂など)が使用されており、その採取が環境負荷となっている。
また、解体時に発生するコンクリート廃材は約4,000万トンにも及び、その多くが道路用路盤材として利用されてきたが、都市部での道路建設需要の低下により、廃材の利用が困難となっている。
さらに、新築工事で余剰となった戻りコンクリートも年間約400万トン発生しており、その再利用の効率化が課題であった。
今回の開発では、以下の5つの技術が推進される予定である。
これにより、天然資源の消費を削減し、建設廃材を効率的に再利用することで、コンクリートにおけるサーキュラーエコノミーが実現されることを目指している。
今後はまず、関東圏の都市部におけるサーキュラーコンクリートの実用化が進められる予定である。
これにより、天然骨材の消費削減とCO2排出の抑制が図られるとともに、資材の輸送にかかるエネルギー消費も削減される見込みである。
さらに、この技術は他の都市部にも展開され、サーキュラーコンクリートの市場が広がることで、建設業界における持続可能な資源利用の推進が期待される。
この取り組みは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の支援を受け、脱炭素社会の実現に向けた具体的な技術開発の一環として進められている。
サーキュラーコンクリートとは
このサーキュラーコンクリートは、解体コンクリートや戻りコンクリートから回収されたリサイクル骨材、そして環境配慮型セメントを使用することにより、CO2排出量を大幅に削減することができる。
具体的には、建物の解体時に発生するコンクリート廃材や、新築工事で余剰となった戻りコンクリートから骨材を回収し、それを再生利用する。これにより、コンクリートの生産サイクルを持続可能な形で閉じ、サーキュラーエコノミーを実現することを目指している。
日本では、コンクリートの材料として年間約1.4億トンの天然骨材(砂利や砂など)が使用されており、その採取が環境負荷となっている。
また、解体時に発生するコンクリート廃材は約4,000万トンにも及び、その多くが道路用路盤材として利用されてきたが、都市部での道路建設需要の低下により、廃材の利用が困難となっている。
さらに、新築工事で余剰となった戻りコンクリートも年間約400万トン発生しており、その再利用の効率化が課題であった。
開発目標と技術
今回の開発では、以下の5つの技術が推進される予定である。
- 省エネルギーかつ低コストで高処理能力を持つ再生骨材製造装置の開発。
- 再生骨材の効率的な製造および品質管理手法の確立。
- 戻りコンクリートを再資源化工場に集積し、回収骨材として利用する仕組みの構築。
- 環境配慮型セメントとリサイクル骨材を使用したサーキュラーコンクリートの開発。
- 再生骨材製造時に発生する微粉の用途開発。
これにより、天然資源の消費を削減し、建設廃材を効率的に再利用することで、コンクリートにおけるサーキュラーエコノミーが実現されることを目指している。
今後はまず、関東圏の都市部におけるサーキュラーコンクリートの実用化が進められる予定である。
これにより、天然骨材の消費削減とCO2排出の抑制が図られるとともに、資材の輸送にかかるエネルギー消費も削減される見込みである。
さらに、この技術は他の都市部にも展開され、サーキュラーコンクリートの市場が広がることで、建設業界における持続可能な資源利用の推進が期待される。
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