コラム・特集
デジコン編集部 2023.10.12
i-Constructionの先駆者たち

工藤建設(横浜市)、全現場でリモート施工をスタート!RICOH360と遠隔管理アプリを活用

総合建設業を展開する工藤建設(神奈川県横浜市)が、戸建て住宅の建築現場やマンション修繕管理業務等において、建設現場DXを推進すべく、リモート施工管理を導入した。

導入したのは、リモート現場管理アプリ「Log Walk」と、品質管理用の遠隔臨場アプリ「Log Meet」。どちらもlog build社が提供するLog Systemというソリューションだ。

このソリューションは、RICOHの360°カメラ『RICOH360』を活用することで、施工現場を360°VR空間化してくれる。

(リモート管理風景)

離れた場所にいるスタッフや関係者、施主とも、クラウド上にアップされたデータで現場の状況をすぐに共有することができるため、安全管理や進捗管理などは、会社で統一したチェックリストとマニュアルに基づき、360度の写真で現場の状況を把握しながら高いレベルで行えるという。

また、品質管理に関しても、専属スタッフが写真の細部を確認しながら、会社の基準で検査できるため、確認に偏りがなくなるという利点もある。



今回、工藤建設にソリューションを提供した、log buildのCEO 中堀氏はLog Systemに関して次のように語る。

「リモートで現場管理が可能なLog Systemは、スーパーゼネコンやハウスメーカー、大型ビルダーから小規模工務店まで活用され、この1年で使用されている現場数は全国で350%増加しました。」

「この度、工藤建設様にてサービスを活用して頂けることを非常にうれしく思い、Log Systemを通じて現場監督や協力事業者の方々の業務負荷を減らし、次世代を担う人材が業界に入ってくる状況を生み出すことに貢献していきたいです」

工藤建設は、Log System 導入により、より一層の建設現場の品質・安全の管理レベル向上させていくと意気込む。

また、生産性向上による働き方改革、女性活躍を含むダイバーシティ推進を促進し、働きやすい職場環境構築を推進。

さらには、人の移動を減らすことで、脱炭素を含むSDGs実現に向けた取り組みにも寄与していくとした。


工藤建設株式会社
所在地:神奈川県横浜市青葉区新石川四丁目33番地10
HP:https://www.kudo.co.jp/




参考・画像元:工藤建設プレスリリース
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デジコン編集部

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