ツール紹介
デジコン編集部 2025.5.9

ミライ工事。建設現場の帳票業務をモバイル化するDX代行サービスを開始。90種類以上の報告書のデジタル化を一括支援

ミライ工事は、建設現場における帳票業務をモバイル化する「ワークテック型DX」の業務代行サービスを4月よりリリースした。

紙とエクセルの二重作業を解消し、現場の残業・属人化問題に対応。企業のDX成熟度に応じた4つのプランを用意


建設現場では、施工報告・点検報告・写真付き報告など、専門工事会社だけでも帳票の種類は90種類以上にのぼる。

各社・各部門ごとにレイアウトが異なり、変更も頻繁に発生するため、依然として紙またはエクセルでの運用が主流となっている。

一方で、保存・提出は電子が求められることが多く、結果としてデジタルとアナログの"二重作業"が慢性化している状況だ。

これにより現場では、残業・属人化・業務負担の増加といった構造的な課題が発生している。

ミライ工事の新サービスは、DXの知識・時間・人的リソースが不足していても、戦略立案から運用、定着支援までを一気通貫で代行する。

サービスには企業のDX成熟度や課題に応じて4つのプランが用意されている。


第一のプランは「課題の抽出から計画策定プラン」で、経営層向けに設計されている。

DXを進めたいが何から手をつけるべきかわからない企業向けに、経営戦略の視点から課題を抽出し、事業計画・行動計画を策定する。

実行フェーズまで伴走するため「計画倒れ」を防ぐことができる。

第二のプランは「費用対効果のシミュレーションプラン」で、情報システム部向けとなっている。


DXツールを導入する際の費用対効果が不透明という問題を解決し、ツール導入の費用対効果をシミュレーションして稟議をスムーズに通すためのエビデンス資料を提供する。

第三のプランは「業務改革推進プラン」で、こちらも情報システム部向けだ。


DXツールの導入後、現場が回らなくなる問題を解決し、通常業務が忙しく導入が進まない企業に代わって、運用設計・社内展開・定着支援までをフルサポートする。

さらに、ミライ工事を「導入済み」もしくは「導入決定」された企業向けには「月額サポートプラン」も用意されている。

このプランでは、ミライ工事の導入から利用浸透までを包括的にサポートし、法人契約の大容量プラン(100GB)と同じ利用料金で提供される。

ミライ工事の神山庸代表取締役は「建設現場の紙文化がもたらす非効率を解消し、DX推進のハードルを下げることで、建設業界全体の生産性向上に貢献したい」と意気込みを語る。







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