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デジコン編集部 2023.7.13

【建設業界初】前田建設工業が、フェムテックサービス『ルナルナ オフィス』 を導入

LIFEM(ライフェム)が提供する、働く女性の健康課題改善をサポートする法人向けフェムテックサービス『ルナルナ オフィス』が、前田建設工業に導入され、2023年7月より「月経プログラム」の提供を開始した。

プログラムを通じて前田建設工業の従業員を対象に、婦人科医師によるセミナーの実施や医療機関と連携したオンライン診療サービスの提供が行われる。

これにより、生理痛や月経前症候群(PMS)の改善、各健康課題への理解促進を支援していく。なお、建設業界での『ルナルナ オフィス』の導入は、前田建設工業が初となる。

男性比率が高い建設業界において、前田建設工業では、出産・育児、介護と仕事の両立を支援する制度構築や、各種制度をわかりやすく解説するための「ワークライフバランス支援ガイドブック」の発行、男性の育休制度など、職員だけでなく家族を含め、女性の活躍を支援する制度が整っている。

また「男女問わず、上司と共に仕事と生活の両立を考える」という方針のもと、女性基幹職と上司を対象に、女性活躍や職場全体のダイバーシティの推進を目的とした「キャリアアップフォーラム」、性別を問わず、部下を育成する立場の従業員を対象とした「イクボスミーティング」の開催などを重ねてきた。

さらに、2020年度からは健康経営にも着手し、ダイバーシティと従業員の健康の両面から、働きやすい職場づくりに向けて多岐に亘る取り組みを推進している。

一方で、月経による不調によって、離職や転職、部署異動、さらに昇進辞退を考えたことがあるという声も少なくなかったことから、健康課題がキャリア形成の障壁のひとつと感じている女性従業員が一定数存在することも明らかになっていた。

このような背景を受け、同社の女性従業員の生産性向上をはじめ、従業員同士の相互理解、健康に関するリテラシー向上などを目指す施策の一環として、今回、前田建設工業にて『ルナルナ オフィス』のスタンダードプランを導入し、「月経プログラム」の利用を開始する。

前田建設工業でスタートする「月経プログラム」では、女性のカラダやココロに関する理解や知識を深める婦人科医師によるセミナーを男女問わず全従業員向けに行う。

また、産婦人科に特化したオンライン診療サービス『ルナルナ オンライン診療』を活用し、婦人科受診による月経随伴症状の改善のサポートや効果検証を実施していく。

前田建設工業株 渡辺千尋氏・小川瑠里子氏 からのコメント



当社では、ダイバーシティと従業員の健康は、いずれも重要な経営戦略です。現在、当社の女性割合は13%と多くはないものの、そこには月経により業務効率やキャリア、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)の低下に悩む社員がいます。

また、女性の健康課題を理解したいという男性社員の声も聞こえてきています。今回のプログラムは、女性社員の健康課題改善はもちろん、男女問わず多くの社員に女性の健康課題を知ってもらうことで、お互いを思いやり尊重する風土や働きやすい職場づくりの第一歩になると考えています。




参考・画像元:株式会社LIFEMプレスリリース
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デジコン編集部

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