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デジコン編集部 2025.1.5

トンネル内の安全をライトで可視化。清水建設が新小仏トンネルで照明と紙管による環境対策を実施

清水建設は、東亜建設工業とのJVで施工中の中央自動車道新小仏トンネルにおいて、プロジェクションマッピングと紙製消音装置を組み合わせた新たな安全・環境対策を導入した。

照明と紙管で視認性と騒音対策を強化


路面にプロジェクションマッピングで「止まれ」などの交通標識を投影し、赤色のライン照明で一時停止ラインを表示する。

緑色の照明で安全通路の範囲を明示し、重機運転手の視認性を確保している。

照明機器は全断面スライドフォームや防水シート張り台車に固定し、移設作業を不要とした。


発破作業の低周波音対策として、王子ホールディングスと共同開発した紙製の吸音シリンダー「KAMIWAZA」を250本設置している。

直径406mm、長さ3,000mmの吸音シリンダーにより、5〜20Hzの低周波音を平均1.5dB低減させる。

特に建具のがたつきの原因となる8Hz付近で3dB、20Hz付近では10dBの騒音低減効果を確認した。

セントルの昇降階段には、下部と上部の手摺にそれぞれ桃色と白色のチューブライトを設置し、作業員の安全を確保している。



参考・画像元:清水建設株式会社プレスリリースより
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デジコン編集部

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