アグレコジャパンが馬毛島建設工事に電力供給。大型発電機4台で24時間体制、数千人の作業員を支援

世界最大の移動式電源設備を保有するAggrekoは、防衛省による基地建設が進む鹿児島県西之表市・馬毛島において、電力インフラ未整備環境下での電力供給を実施している。

同島では、大型発電機4台を用いて、数千人の作業員が安心して生活・勤務できるよう、24時間体制の電力供給体制を構築している。

専門エンジニアが常駐し発電機の運転監視・燃料補給・点検保守を一貫管理

鹿児島県・種子島の西方に位置する馬毛島では、防衛省による滑走路および関連施設の建設が急ピッチで進められており、現在は数千人規模の作業員が現地で勤務・生活している。

しかし同島は、まだ商用の電力系統(送電線網)が整備されておらず、建設期間中の電力確保が必要であった。

アグレコはこれまで、東日本大震災後の電力復旧、東京2020オリンピック・パラリンピックなど多様なプロジェクトに携わってきた。

今回の馬毛島での取り組みも、同社が持つ電源技術と運用力を活かしたものだ。

アグレコは、現地に大型発電機4台を配備し、24時間体制で稼働させることで、作業員の寮や生活施設、建設現場に必要な電力を安定的に供給している。

（アグレコが提供する大型発電機）

現場ではアグレコの専門エンジニアが常駐し、発電機の運転監視、燃料補給、点検・保守を自社で一貫管理。離島という厳しい環境下でも、安定した電力を届けている。

同社は今後も、インフラ未整備地域や災害復旧現場、建設・イベント分野など、さまざまな環境で柔軟かつ信頼性の高い電力ソリューションを提供し、「エネルギーの力で社会を動かす」という使命のもと、持続可能な地域社会の発展に貢献していくとしている。

アグレコは、エネルギーソリューションの分野で世界最大のリーディング企業で、1962年に創業し、本社を英国に構え、現在8000人以上の従業員が世界各地でエネルギーの安定供給を支えている。