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デジコン編集部 2025.6.18

産業用水中ドローンが岡山県倉敷市で河川橋梁洗堀調査実演。AR測量機能で上下流各500m河床マッピング実施

CFD販売が日本正規代理店を務めるQYSEA社の産業用水中ドローン「FIFISH E-MASTER NAVI」を使った、水中における河川橋梁の洗掘調査と上下流各500mの河床マッピングが、岡山県倉敷市において橋梁点検の専門家である日本インフラマネジメントの導入実演会にて実施された。

旭テクノロジー、セキド、CFD販売が立ち会いのもと実施されたこの実演は、AR測量機能を標準搭載した水中ドローンによる洗堀調査として注目を集めている。

潜水士調査から水深測定機能による3次元地形モデル作成で安全性・効率・精度を向上


当該プロジェクトは、橋脚周辺の河床侵食状況の定量化、3次元地形モデルの作成、および将来的な氾濫リスク評価を主な目標として実施された。


水中ドローンの高解像度計測性能による、日本でもあまり事例の無い水中ドローンによる洗堀調査は、従来の潜水士による調査手法よりも効率よく、また密度のあるデータ収集で、正確な情報収集と工期の短縮を実現している。

また、水中ドローンの水深測定機能からマッピングデータ形成するところは「画期的」との評価を受けた。


潜水士による調査を行っていた際の安全性・精度・コストのリスクにおいて、AR測量機能を標準搭載した水中ドローンの導入により安全性や効率の向上が見られた結果となっている。

従来の潜水士による調査では、水中での作業における安全面のリスクや、調査範囲の制限、測定精度のばらつきといった課題があった。


しかし、「FIFISH E-MASTER NAVI」の導入により、これらの課題を解決し、より包括的で正確な河床状況の把握が可能になった。

同製品は、2025年6月18日(水)~21日(土)に幕張メッセで開催される第7回国際建設・測量展(CSPI-EXPO2025)にも出展される予定となっている。




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