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デジコン編集部 2021.6.30

国内初、建設特化型のロボットスタートアップ、3Dプリンタを用いた実利用土木構造物の現場施工に成功

建設特化型の3Dプリンタを開発するスタートアップ企業株式会社Polyuseは、6月上旬の前田建設工業株式会社(以下、前田建設)との共同実証実験において、老朽化した既設桝の取り替え工事として、Polyuseが開発した建設用3Dプリンタを用いて、建設現場での造形を行い、集水桝の埋設施工まで実施。

埋設後の建設用3Dプリンタで造形した円柱型集水桝

建設用3Dプリンタを活用し、実利用される土木構造物の造形施工は、国内では初の試みとなった。

今回の実証実験では、実利用される円柱型の集水桝を現地で建設用3Dプリンタを用いて、造形。その後、水密性の試験等をクリアし、実際に既設桝の取り替え工事を実施し加えて、以下の検証も行った。



Polyuseは業界の各パートナー企業と共に建設用3Dプリンタの社会実装を目指す建設業界特化型のロボットスタートアップ。今後も技術のアップデートを随時行い、日本全国の各建設現場での本格稼働に向けて取り組みを進めていくという。

前田建設工業ICI CAMP内にて完全招待制のもと、建設用3Dプリンタの説明や今後のビジョン等のプレゼン
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デジコン編集部

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