グリーンサイトが施工体系図の表形式デジタルサイネージ表示に対応。大規模現場での情報共有を円滑化

エムシーディースリーは、建設業向け労務安全書類作成・管理サービス「グリーンサイト」において、施工体系図を表形式でデジタルサイネージに表示する新機能の提供を開始した。

従来は樹形図形式のみに対応していたデジタルサイネージ表示を拡張し、一覧性の高い表形式での表示を可能にする。

これにより、参加企業が多い大規模な現場においても協力会社の全体像や各種情報の確認が瞬時に行えるようになり、現場監督や安全管理担当者の業務効率を大幅に向上させる。

国交省の作成例公開を受けて表形式に対応

一定の条件を満たす建設工事において、施工体系図の作成と掲示は法令で定められた必須業務である。

しかし、従来の樹形図形式は参加企業が多くなるほど構造が複雑化し、作成や更新に手間がかかる、文字が読みにくい、印刷して掲示する際に膨大な枚数になるといった課題を抱えていた。

こうした状況を受け、国土交通省は2024年8月1日に、これらの課題解消を目的として従来の樹形図形式に加えて表形式の施工体系図を作成例として公開した。

グリーンサイトではこれに対応し表形式での出力を可能にしていたが、デジタルサイネージでの表示は樹形図形式のみの対応であった。

今回、現場からの多くの要望に応え、デジタルサイネージにおいても表形式での表示を可能にする機能を開発した。

24時間365日の情報アクセスを担保

新機能の特長として、一覧性が向上し全体像を瞬時に把握できる点が挙げられる。

一次、二次、三次と連なる協力会社名や各工事内容、担当者名などを分かりやすく一覧で表示することで、参加企業の多い大規模な現場においても全体像を瞬時に把握することが可能になり、情報確認の時間を大幅に短縮する。

また、夜間や休日などデジタルサイネージを消灯する必要がある場合でも、専用のQRコードを掲示しておくことで作業員は自身のスマートフォンやタブレットからいつでも施工体系図を閲覧できる。

これにより24時間365日、常に最新情報へのアクセスを担保する。

安全喚起や天気予報など現場に有益なその他のコンテンツとの併用がしやすくなることで、デジタルサイネージの価値を高める。

設定は簡単3ステップで、グリーンサイトの画面から表示設定をオンにし、発行されたURLをコピーしてデジタルサイネージに設定するだけである。

プレビュー機能で表示イメージを事前に確認することもでき、誰でも簡単に設定できる。