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デジコン編集部 2025.9.10

エウレカ、ティアフォー製C1カメラ活用の産業車両用リスク回避システム発表。シンクステラ フレキシンC1が2025年11月受注開始

エウレカはティアフォー製C1カメラをセンサとして使用した産業車両用リスク回避支援システム「シンクステラ フレキシンC1」を発売する。

自動運転レベル4対応の高画質カメラとAIに特化した入力画像チューニング、安価なARMベースエッジコンピューティングの組み合わせで、あらゆる産業車両への実装可能性を拡大している。

C1カメラ4台接続可能で超広角170度の検知エリアを実現


新システムは、レベル4自動運転で実績のあるティアフォー製のC1カメラを画像認識用センサとして採用している。

コストパフォーマンスに優れたRockchip RK3588を搭載したArmベースのSBCを使用することで、従来のC1カメラ複数台使用のために必要としていた環境と比べて圧倒的な低コストを実現している。

画像センサは最大4台まで接続可能なC1カメラもしくは、C1カメラをベースとした基線長10cmの超広角ステレオカメラの2種類から選択可能である。

これらの組み合わせで、最大検知距離10m、検知エリアの水平角度は単眼カメラで170度、ステレオカメラ150度と超広角を実現し、その範囲内で任意の検知エリアを自由に設定可能である。

多くの単眼カメラによる産業車両用安全装置は検知対象が「ヒト」だけに限定されるが、同社のシステムは「あらゆる姿勢のヒト」はもちろん、三角コーンや周囲の建設機械・自動車などをヒトと区別して検知することも可能である。

カメラから検知対象までの距離も高度に推論し、物損事故のリスク低減にも役立てることができる。

高いHDR機能をもつC1カメラで撮影された映像をベースに、AIによる画像認識に最適化した画像処理をリアルタイムに実施することで、あらゆる使用環境下において高い画像認識能力を発揮している。

価格はオープンプライスで、受注開始日は2025年11月1日となっている。



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