ロゼッタ、公共工事の入札意欲を予測するAIエージェント「Metareal PW」を提供開始。営業戦略を先読みで支援

メタリアル・グループのロゼッタは12月5日、公共工事の入札市場において競合企業の動向を予測するAIエージェント「Metarealパブリックワークス（Metareal PW）」のプレミアムプランを提供開始したと発表した。

AIが入札情報を解析し、どの企業がどの案件に関心を持っているかを可視化することで、建設・土木業界の営業活動を戦略的に支援する。

競合の動きを先読みし、最適なタイミングで提案

公共工事の入札では、タイミングを見極めた営業活動が受注の鍵となるが、膨大な公告情報から競合の動きを予測するには多大な労力を要していた。

Metareal PWは、入札公告や過去の契約実績データをAIが自動で解析し、競合企業の入札意欲や関心領域を予測するツールである。

分析結果はダッシュボード上にリアルタイムで表示され、入札スケジュールと照らし合わせることで、営業担当者は最適なアプローチ時期を即座に判断できる。

さらに、各案件に最適化された提案資料のドラフトをAIが自動生成する機能も搭載しており、情報収集から資料作成までの時間を大幅に短縮する。

従来のツールが単なる情報の「管理」にとどまっていたのに対し、Metareal PWは「先読み」による戦略的な営業支援を実現している点が大きな特徴だ。