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デジコン編集部 2025.6.19

アクティオ。「サイレントシステム商材」取扱い開始。丸高工業開発の静音工事実現商材で夜間・休日作業から日中・平日作業へ工程見直し可能

総合建設機械レンタルのアクティオは、建設現場で静かな工事を実現する「サイレントシステム商材」の取扱いを2025年6月18日(水)から開始した。

同商品は、丸高工業(本社:東京都品川区)が開発したもので、建設現場での騒音問題解決を目指した工法となっている。

打撃音出さない「サイドライバー」・静音運搬「サイキャリー」・遮音パネル「サイウォール」で騒音レベル抑制。インバウンド需要拡大でホテル改修工事増加背景


現在、改修工事が必要な建築物には、ホテル、病院、マンション、テナントビルなど様々あり、これらの建設現場では、工事に伴う騒音・粉塵・振動が深刻な問題となっている状況である。

特に床や壁の撤去などの改修工事で発生する騒音の問題は、近隣住民からのクレームによる工事の中断や作業条件の見直し、関係者間での協議に発展するケースが多く発生している。

近年では、インバウンド需要の拡大に伴い、ホテルでの改修工事が増加しており、その多くは、チェックアウトから次のチェックインまでの限られた時間内に作業を完了することが求められている。


また、テナントビルにおいては、工事が土日や夜間などの限られた時間帯にしか行えないといった条件が課されることがある状況となっている。

建設業界の2024年問題で時間制限による生産性の低下や職場環境の改善を進めていくなか、これらの問題は大きな壁となっている。

加えて、昨今の人件費や資材費の高騰で、本来建て替えが必要な建築物の建て替えが進まず、改修工事は確実に増加傾向にある。

こうした背景を受け、課題解決のために開発されたのが、「サイレントシステム工法」である。

「サイレントシステム工法」の特長として、従来の夜間・休日作業から日中・平日作業へ、工事・工程の計画を根本的に見直すことが可能となっている。


打撃音を出さずにビス留めができる「サイドライバー」や、資機材を静かに運搬することができる「サイキャリー」など、独自に開発された消音工具を活用することで、騒音レベルを抑制する仕組みとなっている。

工事区画全体の音を大幅に低減する遮音パネル「サイウォール」の活用により、静音環境を実現する構造となっている。




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デジコン編集部

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