ツール紹介
ジャパン・橋梁点検専用記録アプリ「Waymark Note」のβ版トライアル提供開始。内業時間約30%削減を実現。インフラ・ウェイマーク社

ジャパン・インフラ・ウェイマーク(JIW)は、橋梁等のインフラ点検実施時の状況を効率的に記録できるアプリ「Waymark Note」のβ版トライアル提供を2025年1月より開始した。
このアプリは、インフラ点検現場での記録作業や写真整理などの内業作業を効率化するために開発された専用ツールである。
β版トライアルは2025年1月から同年3月末まで無償で実施され、Apple社のTestFlight経由でiPad(iOS14~18搭載)向けに配信される。
先着100社には、正式版リリース時(2025年4月予定)のモニター特典が付与される予定となっている。
「Waymark Note」開発の背景には、従来の橋梁点検作業における非効率性がある。
従来は紙の調書に手書きで記録し、あとから写真と照らし合わせる方法が一般的だったが、これには印刷の手間、不安定な足元の屋外で何百枚もの紙資料を確認する非効率さ、手書き記録の修正や記載ミス、現場後の写真整理の煩雑さなどの課題があった。
JIWはドローン橋梁点検に先駆的に取り組み、5年間で全国約1,000橋のドローン橋梁点検を実施してきた実績を持つ。
その過程で蓄積された現場の声と実体験から、市販アプリでは解決しきれなかった課題に対応するために社内業務効率化を目的として開発されたのが「Waymark Note」である。
社内での導入により、内業時間約30%削減に成功したことから、インフラメンテナンス業界全体の効率化に貢献するためβ版のトライアル提供に踏み切った。
アプリの主な機能として特徴的なのは、損傷図や写真帳等を1画面で切り替え表示できる点である。

PDF形式のファイルを2種類のタブに複数登録可能で、損傷図、部材番号図、写真帳など現場に必要な資料を簡単に登録できるため、紙資料の印刷や製本の手間が不要となる。
また、写真番号・撮影位置の簡単記録と取り込んだ写真との自動紐付機能も搭載されている。

野帳上に写真番号を登録後、現場で撮影した写真を登録するだけで、撮影順に自動で写真番号と写真データが紐づけされる仕組みだ。
写真番号をタップすると写真と撮影位置が1画面で確認できるため、その場で簡単に写真と位置の整合性を確認できる点も作業効率向上に寄与している。

さらに、橋梁点検に特化した用語選択機能も備えている。
部材名や損傷の種類など、橋梁点検に特化した入力ツールが搭載されており、登録ワードも編集可能であるため、専門用語を完全に覚えていなくても選択するだけで正しく記入できる。
JIWでは、トライアル期間中に橋梁点検だけでなく、プラント等の設備点検・管理、トンネル・法面点検、現場踏査時の現場状況の記録など、様々なシーンでの活用も推奨している。
ユーザーからのフィードバックをアプリ開発に反映させた上で、2025年4月に正式版アプリとしてリリースする予定である。
1,000橋以上のドローン点検経験から生まれた専用アプリ、紙の調書やあとからの写真整理作業を大幅効率化
このアプリは、インフラ点検現場での記録作業や写真整理などの内業作業を効率化するために開発された専用ツールである。
β版トライアルは2025年1月から同年3月末まで無償で実施され、Apple社のTestFlight経由でiPad(iOS14~18搭載)向けに配信される。
先着100社には、正式版リリース時(2025年4月予定)のモニター特典が付与される予定となっている。
「Waymark Note」開発の背景には、従来の橋梁点検作業における非効率性がある。
従来は紙の調書に手書きで記録し、あとから写真と照らし合わせる方法が一般的だったが、これには印刷の手間、不安定な足元の屋外で何百枚もの紙資料を確認する非効率さ、手書き記録の修正や記載ミス、現場後の写真整理の煩雑さなどの課題があった。
JIWはドローン橋梁点検に先駆的に取り組み、5年間で全国約1,000橋のドローン橋梁点検を実施してきた実績を持つ。
その過程で蓄積された現場の声と実体験から、市販アプリでは解決しきれなかった課題に対応するために社内業務効率化を目的として開発されたのが「Waymark Note」である。
社内での導入により、内業時間約30%削減に成功したことから、インフラメンテナンス業界全体の効率化に貢献するためβ版のトライアル提供に踏み切った。
アプリの主な機能として特徴的なのは、損傷図や写真帳等を1画面で切り替え表示できる点である。

PDF形式のファイルを2種類のタブに複数登録可能で、損傷図、部材番号図、写真帳など現場に必要な資料を簡単に登録できるため、紙資料の印刷や製本の手間が不要となる。
また、写真番号・撮影位置の簡単記録と取り込んだ写真との自動紐付機能も搭載されている。

野帳上に写真番号を登録後、現場で撮影した写真を登録するだけで、撮影順に自動で写真番号と写真データが紐づけされる仕組みだ。
写真番号をタップすると写真と撮影位置が1画面で確認できるため、その場で簡単に写真と位置の整合性を確認できる点も作業効率向上に寄与している。

さらに、橋梁点検に特化した用語選択機能も備えている。
部材名や損傷の種類など、橋梁点検に特化した入力ツールが搭載されており、登録ワードも編集可能であるため、専門用語を完全に覚えていなくても選択するだけで正しく記入できる。
JIWでは、トライアル期間中に橋梁点検だけでなく、プラント等の設備点検・管理、トンネル・法面点検、現場踏査時の現場状況の記録など、様々なシーンでの活用も推奨している。
ユーザーからのフィードバックをアプリ開発に反映させた上で、2025年4月に正式版アプリとしてリリースする予定である。
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