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デジコン編集部 2023.10.31

国内最大規模の地盤情報配信サービス『地盤情報ナビ』が大幅アップデート

中央開発(東京都新宿区)が運営する国内最大規模の地盤情報配信サービス『地盤情報ナビ』がアップデートし、ボーリング調査概算見積機能が全国規模に拡大して提供されることになった。

地理情報、地盤情報、液状化予測など、公的機関で公開される情報は年々増えている。

しかし「水害」「土砂災害」など断片的な情報が多く、利用者が情報を入手するためには、それぞれの機関が運営するWEBサイト上で情報を収集しなければならなかった。

中央開発では、国内で公開されている情報から見たいもの・見たい場所を選んで閲覧できる独自のGIS『地盤情報ナビ』で、洪水・高潮・津波・土砂災害といった災害リスクに関して、普段過ごす生活拠点の地盤リスクを、PCやタブレットから誰でも簡易に閲覧できるサービスだ。閲覧可能なボーリングデータは全国で約40万件を有する。

また行政や研究機関、民間企業向けに任意の地点で地質調査を実施した際に、その調査の概算費用を算出する機能も備えている。

アップデートされた機能


地盤リスク情報閲覧機能
誰でも無料で地図上から全国の任意地点における地盤リスク情報を表示。今回のアップデートにより、会員登録やログイン不要で閲覧できるようになった。


本機能を使えば、防災科学技術研究所や国土交通省など、全国の関連Webサービスから自動的にデータを取得し、知りたい地点(職場・自宅)の最新の「地震リスク」、「液状化リスク」、「浸水リスク」を一度に確認できる。

<閲覧できる地盤リスク情報>
  • 地震リスク (出典: 地震ハザードステーション)
  • 液状化リスク(出典: 国土交通省 地形区分に基づく液状化の発生傾向図)
  • 浸水リスク (出典: 国土交通省 地域別浸水シミュレーション検索システム)
  • 微地形区分図と揺れやすさ(出典: 地震ハザードステーション)

※ ボーリング柱状図の閲覧には、会員登録とログインが必要

ボーリング調査概算見積機能(会員向け・無料)
ボーリング調査概算見積機能は無料の会員向け機能で、知りたい地点で地盤調査(ボーリング)を実施した場合の概算費用が閲覧できる。

これまで都内を対象に提供していた「ボーリング調査概算見積機能」が全国版に拡大された。




参考・画像元:中央開発プレスリリース
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デジコン編集部

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