ニュース
デジコン編集部 2026.3.10

鹿島、ダンプが走っても3ヶ月効果が続く走路用粉じん飛散防止材「MAK.ドーロ」を開発

CONTENTS
  1. 散水や敷鉄板の手間を省き、重機の走行に耐える被膜
  2. 実証試験で3ヶ月間の持続性と環境への安全性を証明
鹿島は2026年3月、工事用道路などの走路に適した粉じん飛散防止材「MAK.ドーロ®(マク.ドーロ)」を開発したと発表した。

建設車両の走行に対する高い耐久性と、紫外線や雨風に耐える耐候性を備えており、実証試験において粉じんの飛散防止効果が3ヶ月間持続することを確認した。

散水や敷鉄板の手間を省き、重機の走行に耐える被膜


建設現場において、ダンプトラックなどの車両が未舗装の道路を走行する際に巻き上がる土埃(粉じん)の対策は、周辺環境を保全する上で不可欠である。

従来は散水車による水撒きや敷鉄板の設置が行われてきたが、散水は効果が長続きせず、鉄板は重機による揚重作業の手間がかかるという課題があった。

また、従来の粉じん飛散防止材は、人が立ち入らない裸地や法面(のりめん)向けのものが主流であり、車両の重み(輪荷重)に耐えられる走路用の材料は限られていた。

「MAK.ドーロ」は、こうした現場の走路環境に特化して開発された新材料だ。

実証試験で3ヶ月間の持続性と環境への安全性を証明


本材料は、散布後の被膜を約20mmと厚く形成することで耐久性を飛躍的に高めている。車両の走行によって表層が剥がれたとしても、内部で粉じん飛散防止効果が持続する仕組みだ。


さらに、魚類を用いた急性毒性試験もクリアしており、現場周辺の水生生物に対する高い安全性も確認されている。

埼玉県朝霞市の調整池工事現場で行われた実証試験では、4tダンプトラックを走行させた際の粉じん濃度を測定。

未散布のエリアでは基準値を超える粉じんの飛散が認められたのに対し、「MAK.ドーロ」を散布したエリアでは3ヶ月が経過しても一度も基準値を超過せず、その優れた耐久性と抑制効果が実証された。

今後は生分解性の評価なども進め、周辺環境に配慮した現場づくりへ展開していく構えだ。



印刷ページを表示
WRITTEN by

デジコン編集部

建設土木のICT化の情報を日々キャッチして、わかりやすく伝えていきます。

建設土木のICT活用など、
デジコンからの最新情報をメールでお届けします

会員登録

会員登録していただくと、最新記事を案内するメールマガジンが購読できるほか、会員限定コンテンツの閲覧が可能です。是非ご登録ください。