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デジコン編集部 2026.2.25

NTT-AT、松山城で「レーザー通信」の実用化に成功。配線困難な場所を高速化する「CENTAURI」

CONTENTS
  1. 「線」を引かずに10Gbps級の通信を
  2. AIが「光の軸」を自動で合わせる
NTTアドバンステクノロジと株式会社愛媛CATV(愛媛県松山市)は2026年2月、フィジカルAIを用いたワイヤレスレーザ通信装置「CENTAURI(センタウリ)」の国内初となる商用導入を発表した。

重要文化財である松山城とCATV局舎を結ぶ通信網として採用され、景観保護のために光ファイバの敷設が困難な場所における「見えない光のケーブル」として稼働を開始した。

「線」を引かずに10Gbps級の通信を


今回導入された「CENTAURI」は、レーザー光を用いてデータを伝送する空間光通信装置である。

最大の特徴は、物理的なケーブルを敷設することなく、光ファイバと同等の高速通信(最大10Gbps〜25Gbps)を実現できる点だ。

松山城のように、文化財保護や地形的な制約により掘削工事ができない場所でも、機器を設置して対向させるだけで、4K映像伝送などの大容量通信が可能になる。

建設現場においては、河川や道路を跨ぐ現場や、工期の短い現場における仮設ネットワーク構築の強力な選択肢となり得る。

AIが「光の軸」を自動で合わせる


従来のレーザー通信は、送信側と受信側の位置合わせ(光軸調整)に高度な技術と時間を要し、風や振動によるズレにも弱いという課題があった。

本機は「フィジカルAI」による自動追尾機能を搭載しており、設置時の光軸調整をわずか1時間以内で完了させるほか、強風や建物の揺れによるズレも自動で補正し続ける。

無線局免許も不要なため、現場の通信環境を「即座に、安価に、高速化」する次世代のインフラツールとして期待される。








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