
オフィスケイワンは9月2日、IHIインフラシステム及び瀧上工業と共同で、鋼橋のBIM/CIMモデルを活用した輸送明細システム「Sim-LOAD」を開発したと発表した。
橋梁部材の3Dモデルから自動で積載シミュレーションを実行し、積載図と輸送明細書を即時作成できるシステムである。
従来の鋼橋輸送計画では、形状・重量・重心位置などの物理的条件に加え、許可申請や架設工程、関連法令といった制約を踏まえる必要があった。
特に曲線形状や付属部品を含む複雑な部材の積載計画は、熟練作業者の経験と勘に依存していたが、近年の人材不足や業務効率化の要請により属人化の解消が求められていた。
新システムは鋼橋CIMシステム「CIM-GIRDER」と連携し、輸送の車両選定から現場工程に準じた積載検討まで一気通貫で対応する。
〈自動積載シミュレーション〉
積載可能範囲・部材間隔・計算法を設定することで、シミュレーション結果を即時プレビューし、許可種別の自動判定も実現した。
カレンダー機能で現場到着時刻を設定し、工程整合の帳票出力も可能となっている。
〈鋼橋CIMシステム「CIM-GIRDER」連携で効果を最大化〉
両社の工場で現場運用を開始後、2026年4月を目途にCIM-GIRDERユーザー向けに販売を予定している。
橋梁部材の3Dモデルから自動で積載シミュレーションを実行し、積載図と輸送明細書を即時作成できるシステムである。
熟練者の経験に依存していた輸送計画を効率化
従来の鋼橋輸送計画では、形状・重量・重心位置などの物理的条件に加え、許可申請や架設工程、関連法令といった制約を踏まえる必要があった。
特に曲線形状や付属部品を含む複雑な部材の積載計画は、熟練作業者の経験と勘に依存していたが、近年の人材不足や業務効率化の要請により属人化の解消が求められていた。
新システムは鋼橋CIMシステム「CIM-GIRDER」と連携し、輸送の車両選定から現場工程に準じた積載検討まで一気通貫で対応する。

積載可能範囲・部材間隔・計算法を設定することで、シミュレーション結果を即時プレビューし、許可種別の自動判定も実現した。
カレンダー機能で現場到着時刻を設定し、工程整合の帳票出力も可能となっている。

両社の工場で現場運用を開始後、2026年4月を目途にCIM-GIRDERユーザー向けに販売を予定している。
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