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デジコン編集部 2025.8.20

応用技術、デジタルツイン活用の環境シミュレーションに新機能。建物壁面の日当たり状況を色分け表示

応用技術は、国土交通省PLATEAUデータを活用したデジタルツイン環境シミュレーション「まちスペース®」に新機能「壁面日影解析」を追加した。Webブラウザ上で建物の壁面に生じる日影の状態を手軽に可視化でき、不動産開発から一般消費者の物件購入まで幅広い用途で活用される。

1日の日影時間を色分けで直感的に把握可能


新たに追加された壁面日影解析機能は、3D都市モデル上で任意の建物の壁面に生じる日影を解析し、可視化する機能である。

建物の選択と予測時期の設定という簡単な操作だけで、特定の時刻の日影だけでなく、1日のうち日影になっている時間を色分けして表示できる。


これまでの平面的な日影解析に加え、壁面の日影状態を可視化することで、対象の建物の壁面から周囲まで含めた全体的な日影状態を確認できるようになった。

デベロッパーや設計事務所の初期検討段階だけでなく、不動産会社や一般消費者の物件選びにおける判断材料を提供する。

まちスペースは、40年にわたり環境シミュレーションなどのまちづくり業務に従事してきた応用技術が開発したソリューションである。


ユーザー側でのアプリインストールやデータ処理が一切不要で、Webブラウザ上ですべての操作が完結する。

国土交通省が整備したPLATEAUデータを用いているため、高い正確性を担保した解析が可能だ。

現在は期間限定で日影解析機能を無償で提供している。

今後は日影解析に加え、騒音や風況解析といった環境シミュレーション全般に対応するサービスへと進化させ、より多様なまちづくりにおける環境解析ニーズに応える方針である。



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