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デジコン編集部 2025.10.21

ロボット技術とデジタルツインで遠隔作業ソリューションを構築。中外テクノスとビーライズが業務連携

中外テクノスは、XRAIデジタルツイン技術に強みを持つビーライズとの間で業務連携を開始した。

遠隔作業ソリューションの開発・提供を目的とするもので、両社の技術とノウハウを融合することで、現場作業の効率化と安全性の向上を目指す。

リアルとバーチャル空間を双方向で結び、広島発のモデルケース創出へ


近年、労働力不足や作業現場の安全性向上が社会的課題となる中、中外テクノスはプラントやインフラの現場における高度な点検・保守業務への対応力を強化すべく、デジタル技術との融合を模索してきた。

同社が培ってきたロボット技術・遠隔操作システムと、ビーライズの持つXRやAI、デジタルツイン技術、中外テクノスの現場知見を組み合わせることで、新たな価値の創出を目指す。


ビーライズは、XR・AI・デジタルツインを活用したシステム開発を手掛ける企業だ。

本連携では、協働ロボットと遠隔操作技術による省人化と安全性向上、実際のロボットが作業する現実空間とデジタル・バーチャル空間を双方向で結ぶデジタルツインの構築、広島発のモデルケース創出に向けた実証実験と地域連携の3つの取り組みを推進する。

デジタルツインとは、現実空間の物理的な対象物をデジタル空間上に再現する技術で、リアルタイムでの監視や分析、シミュレーションが可能となる。

ユーザーに対しては、より効率的かつ安全な現場運用の実現に寄与し、業界全体の省力化とDX推進に大きなインパクトをもたらすことが期待される。

今後は、遠隔操縦ロボットの開発を中心に実証実験を重ね、技術検証を進める。

ビーライズは2012年11月設立で、広島市南区に本社を置き、XR(AR/VR/MR)ソフト開発、デジタルツイン構築、AIソリューション、3Dモデリング、映像・CG制作を事業内容とする。





参考:中外テクノスプレスリリースより/画像元:中外テクノス展示技術パンフレット(水圧駆動ロボット)より
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デジコン編集部

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