行政・政策
デジコン編集部 2025.7.8

国交省、一級河川の区間を見直し。福井県の吉野瀬川と福岡県の川端川を新たに指定し流域一体管理を推進

国土交通省は7月7日付で、河川整備の実施等に伴い一級河川の指定の変更を行った。

福井県内の吉野瀬川と福岡県内の川端川について、流域の安全・安心を図る上で必要な区間を一体的に管理する方針である。

社会資本整備審議会での審議を経て河川法に基づく指定変更を実施


一級水系に係る河川の区間のうち、河川の形状、流域の地形、土地利用などを踏まえて一体として管理する必要がある区間については、河川法第4条第1項に基づき国土交通大臣が一級河川として指定している。

また既に指定済みの区間において、流路の変更など一体として管理する区間の変更が必要となった場合には、一級河川の指定の変更等を行っている。

今回は河川整備の実施等に伴い、令和7年5月21日の社会資本整備審議会河川分科会(第72回)での審議等を経て、令和7年7月7日付で一級河川の指定変更を行った。

今回の一級河川指定等では、九頭竜川水系の吉野瀬川(福井県越前市)と遠賀川水系の川端川(福岡県直方市)の2河川が対象となった。

いずれも変更の区分として既存区間の管理範囲を見直す「変更」に該当し、管理主体は福井県と福岡県がそれぞれ担当する。

今回の一級河川の指定等を行った後の河川数は1万4089河川、河川延長は8万8109.5キロメートルとなった。

国土交通省は国民の安全・安心を図る上で必要な区間について、一体的に管理する方針を継続している。



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デジコン編集部

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