青木製作所がヒト検知AIカメラシステムを発売。建設機械やフォークリフトの接触事故を未然回避

青木製作所は2025年11月6日、フォークリフトや建設機械などの事故につながる可能性をAIで検知し未然に回避する「ヒト検知AIカメラシステム」を発売した。

独自アルゴリズムにより人だけを認識し、検出精度を向上させたシステムとなる。

年間約2000件発生するフォークリフト労働災害に対応、3種類のラインアップで展開

厚生労働省の統計によると、フォークリフトに関連する労働災害は毎年約2000件発生している。


そのうち「はさまれ・巻き込まれ」や「激突され」など、人との接触事故が62.6パーセントを占めている。

人材不足やオペレーターの熟練度低下が進む中、こうした事故の抑制は年々難しくなっており、AIを活用した安全支援技術への注目が急速に高まっている。



ヒト検知AIカメラシステムは、AIによる高精度検知と容易な取り付けを両立した安全支援カメラだ。「エントリー」「ミドル」「ハイエンド」の3種類で展開している。


フォークリフトや建設機械、物流車両などに後付け可能で、作業現場の死角を瞬時にカバーし、接触事故を未然に回避する仕組みだ。本製品は高耐久設計を採用し、簡単に取り付けることができる。