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デジコン編集部 2026.11.4

粉塵・振動・水に負けない車載AI。アスメック社、建機・農機にそのまま載せられるエッジAI「Falcon Vehicle System」の取扱いを開始

CONTENTS
  1. 「現場で動き続ける」ことを最優先にした車載AI
  2. IP67・ファンレス、カメラ4系統やCAN対応。5G・GNSSもオプションで
電子部品などの輸入販売を手がけるアスメック(神奈川県横浜市)は、カナダのエッジAIソリューション企業Connect Tech社が提供する車載向けエッジAIコンピューティングプラットフォーム「Falcon Vehicle System」の取扱いを開始した。

NVIDIA Jetson Orin NXを搭載した、IP67準拠・ファンレス構造の車載システムで、農業機械、建設機械、鉱山機械といった過酷な環境の車両に、そのまま取り付けて使える「レディ・トゥ・マウント」を目指して設計されている。

「現場で動き続ける」ことを最優先にした車載AI


建設、鉱山の現場では、人手不足や安全性の向上を背景に、重機の自律化や運転支援が急速に進んでいる。

一方で、AIを車両に搭載するには、粉塵、振動、高温、水濡れといった厳しい環境に耐える必要がある。

実験室や展示会で動いたシステムが、現場の車両では長く動き続けられない、という課題が少なくなかった。

「Falcon Vehicle System」は、「システムが粉塵・振動・熱・水に耐えられなければ、自律化は意味をなさない」という考え方のもとに作られた、現場で動くことを最優先にした車載AIプラットフォームだ。


同製品は、2026年3月に米国ラスベガスで開催された建設機械の展示会「CONExpo」で発表されたほか、ドイツの「embedded world 2026」ではベスト・イン・ショーを受賞している。

IP67・ファンレス、カメラ4系統やCAN対応。5G・GNSSもオプションで


本システムは、NVIDIA Jetson Orin NX(Super Mode対応)を搭載し、防塵・防水性能はIP67、冷却はファンレス(ヒートシンク)仕様だ。

FAKRA GMSL2によるカメラ入力を4系統備えるほか、CAN 2.0B/FDに対応し、入力電源は+9V〜+36Vに対応する。

オプションとして、5G/LTE、Wi-Fi/Bluetooth、GNSSにも対応する。

想定される用途は幅広い。建設機械では周囲の監視や衝突回避、作業支援に、農業機械では自動操舵や作業の最適化、障害物の検知に活用できる。

鉱山機械では運転席の支援や死角の確認、稼働状況の監視に、フリート管理では車両の状態を把握し故障を事前に予測する予知保全に使える。

アスメックは、製品選定から導入後の技術サポートまで一貫して対応できる体制を構築しており、デモ機や導入に関する相談にも応じるとしている。



参考・画像元:アスメックプレスリリースより
 
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デジコン編集部

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