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デジコン編集部 2025.6.3

FIRSTのCCUS認定アドバイザーが建設キャリアアップシステムLINE窓口開設。登録運用の円滑化で技能者処遇改善を支援

FIRST所属のCCUS認定アドバイザー豊田一晴氏は6月3日、建設キャリアアップシステム(CCUS)の登録・運用をより円滑にするためのLINE窓口を開設したと発表した。

現在CCUSには事業者292,537社、技能者1,642,353人が登録している中で、利用率向上を図り建設業界で働く技能者の処遇改善と適正な賃金受給環境整備を目指す取り組みとなっている。

現場多忙な建設事業者からIT苦手な事業者まで日常利用のLINEで手軽に相談。登録運用支援サービスと情報共有により円滑化を図る体制構築


CCUSは建設技能者ひとり一人の日々の就業実績や取得した資格、講習受講記録を電子的に記録・蓄積するシステムとして機能している。

企業と技能者の施工能力を見える化することで工事の品質向上、現場作業の効率化等につなげる仕組みを提供しており、「建設キャリアアップシステムの構築に向けた官民コンソーシアム」からの委任のもと一般財団法人建設業振興基金が運営主体となってサービス提供を行っている。

今回開設されたCCUS・LINE窓口サービスは、現場で多忙な建設事業者からITが苦手な建設事業者まで、日常的に利用しているSNS・LINEを通じて手軽に相談できるCCUSのお問い合わせ窓口として機能する。

豊田氏が所属するFIRSTでは、登録・運用に関する質問への回答に加えて、建設キャリアアップシステムの登録・運用を円滑に行うための支援サービスと情報の共有も行っている。

このLINE窓口は、CCUS認定アドバイザーとしての資格に基づいて運営されており、お問い合わせの内容によっては建設キャリアアップシステムの公式メールお問い合わせ窓口を案内する場合もある仕組みとなっている。

建設業界におけるデジタル化推進の一環として、システム利用のハードルを下げることで、より多くの事業者と技能者がCCUSを活用できる環境整備に貢献することが期待される。

建設業界では人手不足と高齢化が深刻な課題となる中で、技能者の適正な評価と処遇改善は急務となっている。

CCUSによる技能者の能力見える化は、経験や技術レベルに応じた適正な賃金体系の構築につながり、業界全体の労働環境改善に寄与する重要な役割を担っている。







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