ライカジオシステムズ、コンパクト軽量GNSS受信アンテナ「Leica Zeno FLX100 Plus Tilt」販売開始。傾斜補正機能搭載で2cm未満の水平精度を実現

ライカジオシステムズは、コンパクトで軽量、正確なスマート受信アンテナ「Leica Zeno FLX100 plus Tilt」を、5月29日から日本国内で販売開始することを発表した。

FLX100 plus Tiltは前モデルである「Leica Zeno FLX100plus」をパワーアップさせた現場の正確な空間情報を簡単に取得するコンパクトで軽量なGNSS受信アンテナとなっている。

手のひらサイズで傾斜補正機能を搭載。埋設物探査システムやARアプリなどサードパーティソフトウェアとの連携が可能

FLX100 plus Tiltは超軽量でどこにでも持ち運べる手のひらサイズのGNSSである。

傾斜補正機能を搭載しているため、アンテナを傾けたままで測位できる利便性がある。

2cm未満の水平（2D）精度でマルチ周波数に対応する性能を備えている。

汎用的なハンディ型ホルダーにFLX100 plus Tiltとスマートフォンやタブレット端末を組み合わせることで、ニーズに合ったハンディ型ソリューションを実現する仕組みとなっている。

Android、Windows、iOS等主要なOSのモバイル端末で使用可能で、Leica Zeno Mobileまたはその他のデータ収集アプリでさらに可能性が広がる設計である。


防水、防塵で、1.2mからの落下に耐性があり20時間以上バッテリーが持つ堅牢性も備えている。

FLX100 plus Tiltは今後リリース予定のLeica Zeno Mobileと組み合わせて使用すると、GISデータを容易に現場で取得して、属性を紐付けることができ、より多くのデータを短時間で取得することができる。

また、サードパーティ製のデータ収集用アプリを使用する場合、Leica Zeno Connectアプリを使用すれば、FLX100 plus Tiltから任意のアプリへ高精度のGNSS位置情報を容易にストリーミングできる機能がある。

FLX100 plus Tiltは測量ポールに取り付けて高精度データを取得したり、汎用のハンディ型ホルダーでスマートフォンやタブレットと一緒に使用したりすることが可能である。

iOS、Android、またはWindowsを実行しているスマートフォンやタブレットと接続できる汎用性を持っている。

Leica Zeno FLX100 plus Tiltスマートアンテナには、傾斜補正機能が搭載されており、アンテナをどの方向に傾けても正確なポイントを測定でき、移動しながらポイントを素早く楽に測定したり、これまでアクセスできなかったポイントを測定したり、今までよりも迅速かつ効率的に測量することができる。

対応衛星はGPS、Glonass、BeiDou、Galileo、QZSS、SBASとなっており、幅広い衛星システムに対応している。

埋設物探査システムやARアプリなどサードパーティのソフトウェアと組み合わせた利用が可能で、様々な用途での活用が期待される製品となっている。