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デジコン編集部 2025.3.28

日立建機が118トンのマルチブーム解体仕様機を発売。最大40m高さの建物解体に対応

日立建機は、ZAXIS-7シリーズとしては最大となるマルチブーム解体仕様機「ZX1100K-7」(最大運転質量118,000kg)の受注を2025年4月1日より日本国内向けに開始すると発表した。

3種類のフロント交換で地下から40m高所まで対応、ジャッキアップの自動化など作業性向上機能も搭載


「マルチブーム」とは、主に解体作業を目的とした油圧ショベルのフロント(ブーム・アーム)の構造のことで、解体する建築物の高さや作業の進捗に応じてフロントを交換することができる。

フロントの作業高さや可動範囲を変更することで、1台でさまざまな作業に対応できることが特長だ。

ZX1100K-7は、ハイリフト仕様・モンスタハイリフト仕様・ツーピースブーム仕様の3種類のフロントをそれぞれ用いることで、建築物の高層部から基礎部分の解体まで幅広い作業に柔軟に対応できる仕組みになっている。


具体的な作業高さは、「ハイリフト仕様」が高さ40m(ビル10~11階相当)、「モンスタハイリフト仕様」は高さ30m(ビル8~9階相当)、「ツーピースブーム仕様」は高さ18.3m(ビル5~6階)から地下5.9m(地下2階相当)までカバーできる。

また近年、解体作業の生産性向上を目的としたアタッチメントの大型化が進んでいる状況に対応し、発売済みの従来モデルに比べより大きなアタッチメントの装着が可能になった。

ZX1100K-7のツーピースブーム仕様は通常時で最大7,500kgのアタッチメントを装着できるが、作業範囲が限定的な場合は左右の作業範囲を制限することで、最大9,800kgのアタッチメントが装着可能になり、安全性と生産性の向上に寄与する。

さらに、このクラスの大型解体仕様機を輸送する際には、車体をトレーラーの荷台に乗せるために左右のクローラーを取り外す必要があり、クローラーの着脱には油圧を利用した車体のジャッキアップが不可欠だ。



従来は、ジャッキアップシリンダに手作業で油圧ホースを接続する必要があったが、ZX1100K-7はバルブの開閉のみで油圧回路の切り替えを可能とし、ジャッキアップシリンダと油圧ホースの接続作業が不要となった。



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