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デジコン編集部 2026.8.24

テラドローン、マルチビームソナー搭載の自動航行ボートを導入。赤外線・グリーンレーザと併用し、陸上から水底までワンストップ測量へ

CONTENTS
  1. グリーンレーザは濁水・深部に弱い。i-ConstructionやBIM/CIMで高まる3D測量需要
  2. 音で水底を面的に計測。自動航行ボートで人が入れない水域も安全に
  3. 陸・浅瀬・深部を最適に使い分け。ワンストップな点群取得を実現
Terra Droneは、水底の3次元測量に対応するマルチビームソナー搭載型の自動航行ボート「T-Boat 500」と、マルチビームソナー「SeaBat T20」を導入したと発表した。

各種レーザ測量機器と組み合わせることで、陸上から水部までをワンストップで3次元点群化できるようになり、9月より本格的に運用を開始する。

グリーンレーザは濁水・深部に弱い。i-ConstructionやBIM/CIMで高まる3D測量需要


近年、国土交通省が推進するi-ConstructionBIM/CIMの普及を背景に、河川や海岸、ダムなどのインフラ管理や、防災・環境調査において、高精度な3次元測量データの需要が高まっている。

テラドローンもこれまで、UAV赤外線レーザによる陸部の計測や、UAVグリーンレーザによる浅瀬・水部の計測サービスを提供してきた。

もっとも、UAVグリーンレーザは、濁りが強い水域や水深が深い場所では3次元点群データの取得が難しく、データに欠損が生じるリスクがあった。

この課題を解決し、より多様な現場で確実かつ高精度なデータを取得するため、濁水域や深部での計測を可能とするマルチビームソナーを導入した。

音で水底を面的に計測。自動航行ボートで人が入れない水域も安全に


マルチビームソナーは、レーザの光や電波が届きにくい水中において、音を用いて3次元計測を行う測量機器だ。

(左:自動航行ボート「T-Boat 500」、右:マルチビームソナー「SeaBat T20」)

小型船舶や専用の自動航行ボートに搭載したソナーから扇状に音波を照射し、広範囲の水底地形を一度に計測できる。

これにより、従来のグリーンレーザでは難しかった濁りの強い水域や深い場所でも、詳細な3次元点群データを取得できる。


その結果、水部計測において、水深・濁度・構造物の有無といった現場条件に応じた最適な計測手法を選べるようになった。

しかも、今回のソナーは専用の自動航行ボートに搭載して運用する。

これにより、人が入れない場所や通常の船舶を持ち込めない水域でも、リモコン操作によって精度の高い安定したデータを、安全に取得できる。

陸・浅瀬・深部を最適に使い分け。ワンストップな点群取得を実現


テラドローンが強調するのが、既存のレーザ測量機器との組み合わせだ。陸部のUAV赤外線レーザ、浅い水域のUAVグリーンレーザ、そして水深部や濁水を得意とするマルチビームソナーを、現場条件に応じて最適に使い分ける。

これにより、陸上から水部まで、途切れることなくワンストップで3次元点群データを取得できる。

テラドローンは今後、計測精度のさらなる向上と解析技術の高度化を両輪として、測量業界の発展に貢献するとともに、幅広い分野でのソリューション提供を進めていくとしている。



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