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デジコン編集部 2026.2.25

大成建設、山岳トンネルの発破作業を「完全機械化」。切羽への立ち入りゼロへ

CONTENTS
  1. 「切羽」に人が近づかない安全施工
  2. 既存重機に「後付け」で導入可能
大成建設は2026年2月、山岳トンネル工事において、火薬の装填(装薬)作業を完全に機械化する「装薬ユニット」を開発したと発表した。

既存の建設機械(ドリルジャンボ)に後付け可能なユニットで、岩盤への穴あけから火薬のセットまでをオペレーター1名で完結させる。

もっとも危険が伴う切羽(トンネルの最先端部)への作業員の立ち入りを不要にし、トンネル工事の安全性と生産性を劇的に向上させる技術である。

「切羽」に人が近づかない安全施工


山岳トンネル工事では、岩盤に穴を開けて火薬を詰め、爆破して掘り進む作業を繰り返す。

この「装薬」の工程は、これまで作業員が切羽の直下に入り、手作業で行う必要があったため、岩盤崩落(肌落ち)による災害リスクと常に隣り合わせであった。


今回開発された「装薬ユニット」は、無線電子雷管に対応した自動装填装置「T-クイックショット」と組み合わせることで、ドリルジャンボの運転席からの遠隔操作のみで一連の作業を行うことを可能にした。

これにより、作業員が危険な切羽に近づく必要が完全になくなった。

既存重機に「後付け」で導入可能


本システムの大きな特徴は、専用の新型機を導入する必要がない点である。


現在現場で稼働しているドリルジャンボのガイドシェルに後付けで装着できるため、多額の投資や大規模な改造を必要とせず、スムーズに現場導入が可能だ。

また、削孔(穴あけ)と同じ軸で装薬パイプを挿入できるため、位置合わせの手間が省け、作業時間を短縮できるメリットもある。

同社は今後、機械間の連携制御をさらに強化し、将来的には掘削作業そのものの「完全自動化」を目指す方針だ。



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デジコン編集部

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