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デジコン編集部 2026.5.26

空を飛んで海に潜り防波堤を自動点検。ProdroneとKDDIスマートドローン、いであが水空合体ドローンの港湾水中点検実証に成功

CONTENTS
  1. 空中自動飛行→着水→水中自動航行→防波堤撮影→陸上帰還の全工程を完遂。高額INS・DVL不要で低コスト化を実現
  2. 2040年に7割が建設後50年超となる港湾施設×潜水士不足の二重課題に対応
Prodrone・KDDIスマートドローン・いであの3社は2026年3月24日、愛知県南知多町師崎港において、「水空合体ドローン」を用いた防波堤水中部の遠隔・自動点検実証に成功した。

国土交通省「中小企業イノベーション創出推進事業」の一環で、ダイバーに代わる低コスト・安全な港湾水中点検の手法を確立することが目的だ。

空中自動飛行→着水→水中自動航行→防波堤撮影→陸上帰還の全工程を完遂。高額INS・DVL不要で低コスト化を実現


実証の流れは4段階だ。空中ドローンが目的海域まで自動飛行・着水し、水中ドローンを切り離して自動潜航、事前設定のウェイポイントに沿って防波堤壁面を自動航行・撮影し、最後に水中ドローンを回収して陸上へ自動帰還する一連のオペレーションを陸上からの遠隔操作で完遂した。


本実証最大の特長はコスト面にある。通常、水中自動航行にはINS(慣性航法装置)やDVL(ドップラー対地速度計)といった高額なデバイスが必要だが、KDDIが海底通信ケーブル保守で培った高精度音響測位技術を採用することでこれらを不要とし、低コストでの安定した水中自動航行を実現した。



実証では潮流に流されることなく防波堤壁面を漏れなく撮影することも確認した。

2040年に7割が建設後50年超となる港湾施設×潜水士不足の二重課題に対応


国内の港湾施設は2040年には約7割が建設後50年を超える見込みで老朽化が深刻化している一方、水中点検を担う潜水士は高齢化と担い手不足が進行しており、安全かつ低コストな点検体制の構築が急務だ。

今後は港湾点検にとどまらず、災害時の水中被害把握・漁業分野への応用など社会実装を目指す。



参考・画像元:株式会社Prodrone プレスリリースより 
 


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